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受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

跡見学園中学校 ●9月15日(木)

学力・人間力をともに育み、「進学校」としての強化を図る

 教育者であり、画家・書家としても知られた跡見花蹊(かけい)によって、1875年に開校された跡見学園は、日本人創立者が開校した、東京で最も古い私立女子校です。「ごきげんよう」のあいさつや、茶道・華道・筝曲の授業など、伝統校ならではの特色が今に受け継がれています。その一方、創立140周年を機に新たな「学力・人間力プロジェクト」をスタート。グローバル社会を見据えた教育改革で、生徒全員の学力を引き上げる「進学校」としての強化も図っています。

 この日の説明会の冒頭、校長の杉本昌裕先生は「本校は、生徒一人ひとりの色を見いだし、色とりどりに育てていく学校です」と話しました。「生徒を大きく成長させる場」として特に大切にしているのは学校行事や部活動です。「生徒が決め、生徒が動く。そのなかで生徒たちは縦横の人間関係をうまく築いている」そうです。また、上級生が下級生の面倒を見て指導を行う『あね・いもと』精神も、開校以来、大切にしています。行事や部活動に取り組むなかで、「そこまでがんばらなくても」と思うこともあるそうですが、先生方はむやみに口を出さず、主体性を促すように、生徒を見守っています。

 続いて、2014年から取り組んできた「学力・人間力プロジェクト」について、副校長の和田俊彦先生と校務部長の石井英和先生が説明しました。和田先生によると、「人間力を高めるために、跡見の良さを見直して、体系化したプログラムをそろえた」とのこと。特に音楽・古典芸能鑑賞、自然教室、平和学習など、本物に触れながら「目と手と心と」の感覚を磨く情操教育に力を入れています。そして、外国人留学生の受け入れや、オーストラリア・ニュージランドへの語学研修制度の拡大など、国際感覚を養う取り組みについても紹介。「他者を思いやる心遣いができる女性を世に送り出したい」との考えから、意見交換の場となる「FUTURE CENTER」や掲示板を設置するなど、コミュニケーション力を磨く機会を数多く用意しているそうです。

 一方、同校では、学力別・希望進路別のコース制を導入し一層の学力向上を図っています。設けているのは国公立・早慶上理・医薬系大学をめざす「KAKEI INDEPENDENT CLASS(Iクラス)」と、GMARCHレベル以上の大学をめざす「ATOMI PRINCIPLED CLASS(Pクラス)」。その違いについて「力の入れどころが異なります」と石井先生は説明します。

 まず、Iクラスは応用・発展的な内容で、演習も多く取り入れている点が特徴です。さらに英語・数学については、Pクラスよりも週に各1時限ずつ多く設けており、その時間はグループ学習や発表といったアクティブ・ラーニングに取り組み、思考力や表現力を養います。一方のPクラスは基礎学力の養成が中心。平日の7時限目を英語・数学・国語の補習にあてるなど、生徒の『わからない』を見逃さない指導を徹底しています。なお、二つのクラスの授業の進度は同じなので、中2と高2の進級時にコース変更も可能です。

 このほか、進路適性検査やフィールドワークによる職業調べなど、キャリア教育・進路指導にも注力していることも紹介。高2・3では、難関大学を志望する生徒に向けた受験対策講習を放課後に実施して、生徒が思い描いた夢の後押しをしています。さらに、今年度より、跡見学園女子大学への優先入学制度が新設され、推薦入学の権利を保持しながら他大学の受験ができるようになったことも伝えられました。


都心にありながら緑豊かで閑静なキャンパス。7万5000冊の蔵書を誇る図書館や温水プール、作法室など設備も充実しています
http://www.atomi.ac.jp/jh/ 別ウィンドウが開きます。

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