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受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

東洋大学京北中学校 ●10月22日(土)

真理を愛して探究し、より良い生き方を追求する真の国際人を育む

 東洋大学の創設者である哲学者・井上円了氏によって1899年に設立された京北中学校。長く男子校でしたが、2011年に母体である京北学園が東洋大学と法人合併し、さらに2015年度からは女子募集を開始し、男女共学の東洋大学の付属校となりました。同じく2015年には、ICT教育の設備も整った地上4階・地下2階の新校舎も完成し、旧校地の2.6倍という広々とした環境の下で、生徒たちは学習に励んでいます。

 説明会の冒頭で校長の石坂康倫先生は、井上円了氏のことばであり、建学の精神である『諸学の基礎は哲学にあり』について、「真理を愛して探究し、より良い生き方を追求するという意味があります」と説明しました。そして、「そのためには、考える力をトレーニングすること、すなわち『思想の錬磨』が大切です。本校は、そんな思考力を鍛える機会を数多く設けています」と語りました。

 教育目標である「本当の教養を身につけた国際人の育成」については、「語学力はもちろん大切ですが、それだけでは本当のコミュニケーションは成立しません」と強調したうえで、「グローバル社会で求められるのは、豊かな知識はもちろん、物事を俯瞰して見る力や深く考える力、他者の立場を理解して行動できる思いやりの心を備えた人材です」と述べました。さらに「社会貢献する気持ちがなくては、真の国際人にはなれない」と続けた石坂先生は、円了のことばを借りて「生徒たちには常に、『正礼し 正聴し 尽瘁(じんすい)すれば 不可無く良生なり(礼儀正しくあいさつし、人の話を真摯に聞き、苦労を惜しまず努力すれば、不可能も可能になる)』を心がけるように指導しています」と結びました。

 続いて、広報部長の井出秀己先生が教育内容の説明をしました。同校の中高一貫部は、高校からの入学生とは別クラスで『全科目履修型カリキュラム』に基づく6年一貫教育を展開しています。そこでは、「生徒の『わからない』を見逃さない」という指導を徹底し、日替わりで主要3教科の朝テストを行い、不合格者には補習や再テストを実施しています。さらに、放課後の補習や長期休暇中の講習も行い、基礎学力をしっかりと定着させているほか、Webで予習・復習ができ、大学生のチューターも常駐している自習室を設置するなど、自学自習の習慣を確立する環境を整えています。

 一方、「生き方教育」として哲学を必修としているのも特徴で、みずから考え、意見を出し合う機会を多く設けています。高校でも、「哲学ゼミ」「名著精読」「生き方講演会」「哲学に関するエッセーコンテスト」「国語で論理」といった独自のプログラムを展開しています。

 2017年度入試については、従来の第4回(2月4日午前)を取りやめて、同じ日程に「『哲学教育』思考・表現力入試」を新設します。この入試の募集定員は10名で、自分で問いを立て、考えや意見を表現する「哲学思考力問題」と、文章を読み、内容を要約する「要約・論述問題」によって選抜するとのことです。これに伴い、第1回(2月1日午前)の募集定員がこれまでの50名から45名に変わります。第2回(2月1日午後)の25名、第3回(2月2日午前)の10名に変更はなく、全体で90名という募集も変わりません。第1回~第3回の試験科目にも変更はなく、いずれも2科4科選択で行われます。


文京区小石川植物園の向かいに立つ校舎。明るく広々とした空間が広がり、図書室の窓からは校庭と街並みが一望できます
https://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku-jh/ 別ウィンドウが開きます。

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