受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

サレジオ学院中学校

2017年6月10日(土)

適切な距離感を保ちながら生徒を見守り、自主性を育む

 イタリア北部・トリノのカトリック司祭、ヨハネ・ボスコ神父が創設した教育修道会「サレジオ会」を母体とするサレジオ学院中学校・高等学校は、神奈川県屈指の男子進学校です。教育目標に、「25歳の男づくり」を教育目標に掲げて、高校卒業時の生徒に青年としての完成形を求めるのではなく、社会である程度の役割を果たせるであろう25歳での成熟をめざし、一人ひとりの成長を見守っています。

 説明会には、入試広報委員長の朝倉広明先生が登場し、学校生活全般や教育内容を説明しました。最初に朝倉先生が写真を交えながら紹介したのは、ハロウィーンやバレンタインデーの朝に校長の鳥越政晴先生が校門に立ち、生徒たちにお菓子を配って交流する姿です。続いて、登校直後に制服から体操着に着替える生徒たちの様子も紹介。これは「昼休みにグラウンドなどで遊ぶことを推奨しているため」とのことです。

 次に、中1で週2時間、中2・3年生で週1時間行っている「宗教」の授業に話題を移しました。神父である校長先生、副校長先生、そしてチャプレン(学校付きの神父)の3人が交代で行うこの授業では、聖書の内容や聖人の生き方を通して、人生に対する心構えや多様な価値観を教えており、生徒の自己肯定感を高めるとともに、他者を思いやる心を育むものとなっています。

 また、「本校の教育で最も大切にしているのは人間関係」と強調する朝倉先生は、生徒と教員の心の触れ合いを図るための「アシステンツァ」という精神を重視している点を挙げました。このことばは「共に居る」という意味のイタリア語で、「教員は適切な距離感を保ちながら生徒を見守り、自主性を育みながら、愛情を注ぎ続けている」と話します。そんな生徒たちの共通点を「優しい」と表現し、学校周辺地域の清掃やクリスマス街頭募金などのボランティア活動に、積極的に参加していることも伝えました。

 説明会では、学校生活や行事の様子をまとめた動画も上映され、中学校入学直後に行われる2泊3日のオリエンテーション、長野県北部の野尻湖での林間学校、2泊3日で実施される高1の進路ガイダンス合宿などで、仲間と一生懸命に活動する生徒の生き生きとした表情を見ることができました。ちなみに、クラブについては中1の加入率はほぼ100%ですが、勉強との両立を図りやすくするために、活動日は最大でも週3日までとなっています。

 最後に2018年度入試について説明がありました。大きな変更はありませんが、2020年度以降の大学入試改革に対応し、「思考力を求めるような問題を増やしていく」とのこと。従来のような一問一答形式の問題ばかりではなく、「なぜそうなるのか」を説明させる問題を、各教科に導入する予定だそうです。

イメージ写真
緑に囲まれた広大なキャンパスで生徒たちの感性も磨かれていきます。部活動も盛んで、特に中学硬式テニス部は全国大会優勝など、輝かしい成績を残しています

http://www.salesio-gakuin.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

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