受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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(2016年08月号掲載/2016年07月公開)

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東京都市大学付属中学校・高等学校

所在地:〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1
小田急線「成城学園前」駅より徒歩10分、東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅より成城学園前行きバス約20分
TEL:03-3415-0104
http://www.tcu-jsh.ed.jp


校長 小野 正人先生

グローバル時代を生き抜く力を育む
新プログラムが次々に始動!

 「トシコー」の愛称で親しまれている東京都市大学付属中学校・高等学校は、自由な校風と主体的な学びを育む先進的な教育内容で、近年、ますます人気が高まっている中高一貫校です。帰国生入試やグローバル入試の導入で校内の国際化が進んでおり、長短さまざまな海外研修制度も充実しています。グローバル社会をたくましく生き抜く力を育む、その特色ある教育内容について、校長の小野正人先生にお話を伺いました。聞き手は、森上教育研究所所長の森上展安先生です。

充実の論文・プレゼン指導で 実践的に表現力を磨く
理科は実験を重視。3年間で60種類もの実験を行い、レポート作成によって論理的思考力を養います

森上 まず、2020年度からの大学入試制度改革への対応についてお聞かせください。

小野 実は、そのための特別な対応はしておりません。というのも、本校が長年積み重ねてきた教育と、新入試制度の方向性が一致しているからです。わたしたちはこれまで一貫して、考える力、表現する力、書く力、発表する力を総合した論理的思考力の育成に力を入れてきました。たとえば、中1から中3にかけて理科教育の一環として行う「科学実験」が象徴的です。この授業は、ただ実験をするだけでなく、事前学習と実験後のレポート作成を組み合わせ、調査力、分析力、洞察力をトータルに養うものです。そして3年間で60種類もの実験を行い、全員が60本のレポートを仕上げるのです。

森上 みずから考え、表現する力を育むことに力を入れているのですね。

小野 はい。あらゆる場面で「書いて発表する」ことを繰り返すので、日本語表現力がめざましく磨かれます。本校では中高一貫の6年間を前期・中期・後期に分けているのですが、前期にあたる中1、中2生は全員が弁論大会に挑戦します。また、中期の中だるみを防ぐ意味も込めて、高1生には4000字以上の「中期修了論文」を課しています。完成までゼミ形式で教員がていねいに添削指導し、その論文をもとにプレゼンテーションまでを行うのです。

森上 進路指導についてはいかがですか。

小野 本校の進路指導は、「どう生きるか」を考えることに重点を置いています。そして、そのための仕事は…、そのための学びは…、そのための学部・学科は…という流れで進路を絞っていくのです。たとえば、中3の「キャリア・スタディ」というプログラムでは、自分史の作成や身近な大人へのインタビューなどを通して将来像を描いていきます。夏休みには「企業研修」として興味を持った企業や官庁を訪問し、その成果を発表します。そして、高校生になると志望大学を訪問し、レポートにまとめるなどして具体的な目標を定めていきます。

森上 一人ひとりの適性に合った目標を見つけるというわけですね。

小野 それがいちばん大切です。実は、今春卒業したある生徒に東大の推薦入試を勧めてみたのですが、「ぼくは筑波大に行きたいので」と辞退されました。自分のやりたいことをしっかり見つけ、ブランドに惑わされずに自分の進路を決めたのだと思うと、うれしかったですね。

国内外で多様な文化に触れる グローバルプログラム
中3の夏休みに行われる「マレーシア異文化体験」。村落にステイしながら現地の学校で英語を学びます

森上 グローバル化への対応という面では、2014年には帰国生入試が、2015年にはグローバル入試が始まっていますね。

小野 グローバル化を推し進めるためには、「世界を校内に招き入れる」とともに「生徒を世界に送り出す」という2方向からのアプローチが必要です。さまざまなバックグラウンドを持つ生徒が共に学べば当然、摩擦も起きるでしょう。しかし、摩擦こそ多様な考え方を吸収するチャンスなのです。英語力に限らず、さまざまな面でポテンシャルの高い帰国生から刺激を受け、一般生の英語力や向学心も確実に上がっています。

森上 帰国生の存在が良い刺激となって、全体の意欲を高めるという相乗効果が生まれていますね。

小野 その一方で、生徒を世界に送り出すために、多くのプログラムを用意しています。たとえば中3の「マレーシア異文化体験」は、村落ステイをしながら現地学校の英語での授業に参加する10日間のプログラムです。また、高1の夏休みには「ニュージーランド語学研修」があり、現地の高校で3週間オールイングリッシュの授業を受けるという内容です。

森上 新しいプログラムも増えていると聞きました。

中1・中2生全員が参加する弁論大会。2月には各クラス1名ずつの代表がアルママタ・ホールで熱弁をふるいます 部活動の加入率は97%。自動車部、アメリカンフットボール部、アイスホッケー部など個性豊かな55の部があります

小野 はい。今年から中・高でそれぞれ全員参加の研修旅行がスタートします。まず中3の「京都・奈良研修旅行」ですが、世界で活躍するためには自国の文化を知らねばならないという観点から、国際理解教育の一つに位置づけています。また、高1の「アメリカ研修旅行」では西海岸に滞在し、カリフォルニア工科大学やUCLAなどを訪問します。さらに、中3生を対象にした希望制のプログラムとして、3か月間のニュージーランド短期留学の準備も進めています。

森上 将来の夢も広がりそうですね。

小野 実は、月に一度、その月生まれの生徒を校長室に招いて誕生会を開いているのですが、学食のカレーライスを食べながら、みんなさまざまな夢を語ってくれます。外交官、弁護士、通訳、JAXAの開発者…。なかには、「世界の紛争解決に役立つ仕事がしたい」といった思いを持っている生徒もいます。こうした夢をかなえるためにも、6年間ここでしっかり学んでほしいと思います。

森上 最後に、受験生や保護者へのメッセージをお願いします。

小野 やはり私たちは、「6年間この学校で学びたい」と思ってくれる人に入学してほしいと考えています。本校の最大の魅力は素直で明るく、優しい生徒たちです。公開授業や文化祭にぜひ足を運んでいただいて、彼らのふだんの姿に触れてほしいと思います。

森上 学校の素顔を知るには、それがベストですね。本日はありがとうございました。

森上先生のワンポイントチェック

 校長先生による誕生会の話を聞いてもわかるように、同校の特色の一つは、先生と生徒の距離が近いことです。職員室前の学習スペースで生徒の質問に対応するなど、先生と生徒をつなぐしくみがたくさんあります。また、学校の様子を伝えるために学年通信を毎週発行するなど、保護者と学校とのリレーションも良好です。こうした環境のもと、生徒たちは伸び伸びと学園生活を送っており、それが進学実績の向上にもつながっています。

森上展安先生:森上教育研究所代表。私学や私塾を対象に調査・コンサルティング機関を主催。中学受験・中高一貫教育をはじめ教育全般に関する研究・提言を行っている。

《Information》

●学校説明会(要予約)
  9月11日(日)10:00〜12:30
●イブニング説明会(要予約)
  7月20日(水)18:30〜20:00
12月16日(金)18:30〜20:00
●入試説明会(要予約)
11月20日(日)10:00〜12:30
※過去問チャレンジ(6年生対象)同時開催
  1月  8日(日)10:00〜12:30
●土曜ミニ説明会(要予約)
  9月  3日、9月24日、10月15日
10月29日、12月  3日、  1月14日、
  1月21日    いずれも10:00〜11:30
●帰国生&グローバル入試説明会(要予約)
  7月27日(水)10:00〜12:00
●柏苑祭(文化祭)
10月  1日(土)・2日(日) 10:00~16:00

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