受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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学校File

(「17年8月号」より転載/17年7月公開)

学校File

東京都市大学付属中学校・高等学校

所在地:〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1
小田急線「成城学園前」駅より徒歩10分、東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅より成城学園前行きバス約20分
TEL:03-3415-0104
http://www.tcu-jsh.ed.jp


校長 小野 正人先生

生徒の「やる気」を引き出す教育で
主体的に学ぶ力を育てる!

 帰国生入試やグローバル入試の実施、コース制の導入など、新たな試みに取り組みながら、着実に進学実績を伸ばす東京都市大学付属中学校・高等学校。「明るく元気な進学校」という合言葉のとおり、自由で活発な校風と、主体的な学びを育む教育プログラムに加え、充実したグローバル教育でも注目されています。同校の特色ある教育内容について、校長の小野正人先生にお話を伺いました。聞き手は、森上教育研究所所長の森上展安先生です。

コース制の導入以来 生徒のモチベーションがアップ

「勉強もクラブも100対100」を合言葉に、都大会優勝をめざして練習に励む中学サッカー部のメンバーたち

森上 今春の大学入試の結果を見ると、難関私立大、国立大への合格実績を大幅に伸ばされていますね。早慶上理、ICUといった難関私大が合格者数を絞り込むなかでのすばらしい快進撃です。

小野 大学の付属校ということで、私が着任した7年前は卒業生の約3割が東京都市大への内部進学でしたが、現在はほぼ全員が外部進学となっています。数年前から進路指導チームを強化し、教職員が一丸となって生徒をサポートしています。また中3から、大学入試センター試験の問題を希望者に配って解答後提出させるという「センターマラソン」にも取り組んでいます。

森上 2013年度からは最難関国公立大をめざす「Ⅱ類」と、難関国公私立大をめざす「Ⅰ類」のコース制を導入していますね。これも進学実績に好影響を与えているのでしょうか。

小野 コース制の1期生が今の高2生で、彼らが受験を迎えるのはこれからです。しかし、コース制導入以降、学校全体の活気が増していることは強く感じられます。挨拶もよくしてくれますし、校内の雰囲気が明るくなりました。それに、サッカー部が都大会で準優勝したり、自動車部が全国大会を4連覇したりと、部活も強くなっています。「明るく元気な進学校」「勉強もクラブも100対100」という合言葉が浸透したこともあり、「勉強だけでなく、いろいろなことにチャレンジしたい」という意識を持つ生徒が増えました。

森上 学校全体のモチベーションが上がっているのですね。

小野 学びに対する意識も上がっています。たとえば、放課後に英語、数学の応用講座を実施していて、Ⅱ類は必修、Ⅰ類は選択制にしています。実は、この講座にⅠ類の生徒も90%以上が登録しているのです。自主的に勉強しようという生徒が増えているのはうれしいですね。2つのコースは深度に差はつけていますが進度は同じなので、Ⅰ類の成績上位者は、Ⅱ類へ転類することもできます。

森上 キャリア教育にも力を入れていらっしゃいますね。

小野 自分の進路を主体的に選んでほしいので、中3から高1にかけて、自分史作成や企業研究など、将来を考えるさまざまなプログラムを用意しています。また、高1生は、それまでの学びの集大成として4000字以上の「中期修了論文」を執筆するのですが、これも進路選択に役立っているようです。たとえば、『多摩ニュータウン再生私案』という論文を書いた生徒がいました。彼はもともと建築家をめざしていたのですが、論文を書く経験を通じて、「自分がやりたいことは家づくりではなく、街づくりだ」と気づきました。そして、理系から文系にコースを変更し、現在は早稲田大の文化構想学部で学んでいます。

ターム留学やアメリカ研修旅行など 海外研修がますます充実

プレゼン力を磨くための弁論大会。中1・中2生全員が参加し、2月には各クラスの代表が熱弁をふるいます ニュージーランド「ターム留学」。3か月にわたって、ホームステイしながら教育水準の高い現地校で学びます

森上 大学入試制度改革への対応はいかがですか。

小野 そのために何か新しいことを始めたわけではありませんが、以前から、体験や発表を通じて主体的に考える力を育むアクティブラーニングを重視した教育を行っているため、新制度にしっかりと対応できると考えています。文章作成やプレゼンテシーョンの機会が多いほか、「科学実験」では、中学3年間で約60テーマの実験に取り組むなど、科学的、論理的思考力を養っています。

森上 中1、中2生は全員参加の弁論大会もありますね。

小野 まずクラス全員がスピーチを行い、生徒の投票で代表を決め、さらに全校投票で優秀者を決めるという方式です。この弁論大会のレベルも上がってきています。最近はテーマも多岐にわたっており、考察も深くなっています。たとえば昨年度は、在日韓国人4世の生徒が「国籍」をテーマにすばらしい弁論を披露してくれました。中学生にとっては重いテーマだと思いますが、このスピーチを最優秀に選んだ生徒たちにも感心しました。

森上 充実したグローバル教育も魅力的ですね。

小野 今年度は帰国生が59名入学しており、校内の国際色はますます強くなりました。帰国生の希望者を主な対象として、英語の「取り出し授業」も導入しています。ネイティブの教師が海外の教材を使って英語だけで指導するレベルの高い授業で、受講するには最低でも英検®2級以上の英語力が求められますが、帰国生の存在が刺激になっているのか、海外経験のない生徒もがんばって参加する例が増えています。

西海岸でホームステイしながら「共生力」を養う「アメリカ研修旅行」。有名企業や大学を訪れ、「最先端の科学技術」にも触れます

森上 海外研修の種類も増えていますね。

小野 中3の「マレーシアの異文化体験」、高1の「ニュージーランド語学研修」に加えて、今年から中3の3学期をまるまるニュージーランドで過ごす「ターム留学」が始まります。また、高1が全員参加する「アメリカ研修旅行」も今年3月に第1回を実施しました。2泊3日のホームステイと、現地のグローバル企業・大学訪問を組み合わせた6泊8日のツアーです。短い期間でしたが、英語力はもちろん、自立心を伸ばす意味でも大きな効果があったと思います。

森上 今後は海外大学への進学も増えそうですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

※‌「英検」は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

森上先生のワンポイントチェック

 部活参加率は99%。男子校らしい活発な雰囲気が印象的でした。最近はアメリカンフットボールやアイスホッケーなど、帰国生に人気のある種目の部が増えており、部活動の面でも国際化が進んでいます。また、学年を超えた交流が盛んで、勉強面でも生活面でも先輩が後輩に親切に教えるのが当たり前になっていると伺いました。これも活発な部活動がもたらす相乗効果といえるでしょう。こうした校風が進学実績にも好影響を与えています。

森上展安先生:森上教育研究所代表。私学や私塾を対象に調査・コンサルティング機関を主催。中学受験・中高一貫教育をはじめ教育全般に関する研究・提言を行っている。

《Information》

学校説明会(要予約)
  9月10日(日)10:00〜12:30
入試説明会(要予約)
11月23日(木・祝)10:00〜12:30
※過去問チャレンジ(6年生対象)同時開催
  1月14日(日)10:00〜12:30
土曜ミニ説明会(要予約)
  9月16日、10月14日、10月28日、12月2日、1月20日
いずれも10:00〜11:30
イブニング説明会(要予約)
  7月19日(水)18:30〜20:00
帰国生&グローバル入試説明会(要予約)
  8月  2日(水)10:00〜12:00
柏苑祭(文化祭)
  9月30日(土)・10月1日(日) 10:00~16:00

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