受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(2012年12月掲載/2012年11月公開)

東大寺学園中学校 入試説明会 10月18日(木)~20日(土)、11月17日(土)

4日間にわたる説明会が、いよいよスタート


会場となる「圓融館ホール」に、約200人の保護者の方が集まりました

 毎年10月から11月にかけて行われる東大寺学園中学校の入試説明会。4日間、計5回にわたって行われる説明会には、例年、合計1000人以上が来場します。編集部が訪れたのは10月19日。平日だったため、参加者は保護者が中心でしたが、土曜日に開催される回には、実際に受験に臨む小学生もたくさん訪れるそうです。


「皆さんのお子さんが入学されることを期待しています」と校長の矢和多忠一先生

 東大寺学園がある奈良市山陵町は、奈良市街の北側に広がる丘陵地です。最寄りの近鉄京都線・高の原駅からは歩いて20分ほどですが、この日は駅前のバス停から臨時バスが運行され、参加者の多くがこのバスを利用します。開始時刻よりも少し早めに会場となる「圓融館ホール」に入ると、すでに前方のスクリーンで学校紹介ビデオが上映されていました。

 説明会は定刻どおりにスタートし、校長の矢和多忠一先生からのあいさつの後、まず中1の学年主任の牛丸先生から入学後の学校生活についての紹介がありました。少人数制で学ぶ英会話、1人1台のパソコンを使った情報教育、必修の剣道のほか、東大寺の住職である森本公穣先生による特別講義もあることなど、仏教精神に根ざした同校特有の学びも具体的に紹介され、生き生きとした学校生活の様子が伝わってきます。

知識の活用力を問う出題方針をていねいに解説


配付資料に目を通し、時にはメモを取りながら話を聞く保護者の方々

  続いて、2012年度入試の結果が説明されました。各教科の担当の先生方が、実際の入試問題の正答率や出題意図をていねいに解説してくれるとあって、メモを取りながら熱心に聞く保護者の方の姿が目立ちます。

 国語は例年、「漢字と語句」「小説(随筆)」「論説」の3題構成となっています。漢字の問題では、漢語だけでなく和語も重視しており、読みの問題には「店屋物」「名代の菓子」といった小学生にはなじみの薄いことばも登場します。書き取り問題では漢字の「とめ・はね」まできちんと書くこと、記述問題では句読点を適切に使った読みやすい文章を書くことがポイントとなります。「日常生活のなかでいろいろなことばを使い、コミュニケーション力や語彙力を増やしてほしい」と力を込めます。

 算数は「小問集合」「文章題」「整数」「平面」「立体」の5題構成。解答用紙には計算用の欄もあり、答えが間違っていても、途中式や考え方が正しければ部分点を与えています。正答率が90%を超える計算問題もある一方、誤答が目立ったのは文章題で、「問題文を正確に理解できなかったことが間違いにつながったのではないか」とのこと。複雑な条件をいかにきちんと理解できるかが鍵になりそうです。先生からも「過去問を解けば、出題傾向が見えてくると思います。ぜひ取り組んでください」とのアドバイスが送られました。


理科の問題解説ではパワーポイントを使用。実際に出題された問題を示しながら解説します

 次に社会は、地理分野、歴史分野、公民分野からまんべんなく出題され、小問数は約50問に及びます。試験時間は50分なので、1問1分のペースでスピーディーに解く必要があり、時間の使い方も大きなポイントとなります。特に公民分野は範囲が狭いので、細かい部分までていねいに勉強しなければなりません。時事に関連した問題も必ず出題され、昨年度はTPPに関連した難易度の高い問題が出題されました。

 理科は、物理、化学、生物、地学の全分野から出題されます。この日の説明会では、化学の問題を例に取って、パワーポイントを使いながら解説されました。実験の手順を問うなど、経験がものをいう問題には、日頃から物事を注意深く観察し、疑問を感じたことは調べる習慣をつけてほしいという願いが込められているそうです。

大阪府、兵庫県からの受験者が大幅に増加


説明会終了後、先生方に個別に質問する保護者の姿も見られました

 最後に、教頭の森宏志先生から、2012年度入試についての全体的な説明がありました。志願者数は992人と前年から166人も増えており、「特に大阪府、兵庫県からの3科志願者の増加が目立ちました」とのこと。また、3科受験者と4科受験者を比べると、総じて3科受験者のほうが得点は高く、「算数の平均点は10点以上の差があった」という指摘がありました。また、追加合格を含めた合格の最低ラインは237点ですが、1点差の236点に11人もの受験生がいたという話には、保護者の方も身が引き締まったのではないでしょうか。

 最後に願書の提出方法が説明され、2時間にわたる説明会は終了。いよいよ受験シーズンが始まったことを感じさせる、濃密な内容でした。

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