受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(2016年7月公開)

開成中学校・高等学校 創立145周年記念
開成学園大運動会
5月8日(日)

勝っても涙、 負けても涙。すべての開成生が情熱を傾ける伝統行事

棒倒し 団体競技は勝ち上がりのトーナメント方式で行われますが、高3のこの「棒倒し」だけは1位から8位を決めるまで2時間近くをかけて行われます 棒倒し 勝利すると、弾けたように全身で喜びを表し、チームも桟敷も一気に沸騰状態に

 開成生にとって運動会は特別な行事です。今年も総勢約600名もの準備委員を中心に、1年前から準備を進めてきました。

 競技は、中1から高3まで縦割りで八つの色(組)に分かれて対抗形式で行われ、総合得点で優勝をめざします。競技開始前には、桟敷と呼ばれる応援席から声出しのリーダーの下、「ぶっ飛ばせ!」「決起せよ!」と声を合わせて仲間にエールを送ります。こうした応援スタイルやフレーズは、長年にわたり伝統として受け継がれてきたものです。 競技が始まると、声を枯らして自分のチームを応援し、見事勝利すると、 桟敷は一気に歓喜に包まれます。

棒倒し 中1の「馬上鉢巻取り」では、保護者の方からも大きな声援が寄せられます  運動会の中心になるのは学年ごとの団体競技です。いちばんの“華”である「棒倒し」や「騎馬戦」はもちろん、 一見すると単純な競技であるように思える「綱取り」や「俵取り」にも、高度なチーム戦略が求められます。そうした戦略も先輩から後輩へと受け継がれ、自分たちで改良を加えながら練習を重ねて本番に臨みます。

 開会式が終わると、中3の「俵取り」に続いて中1の「馬上鉢巻取り」が行われます。これは騎馬に乗った騎乗者の鉢巻を取り合う競技です。入学したばかりの中1生ですが、先輩たちの熱い応援を受け、どの顔も引き締まって見えます。ピストルの音を合図に、両チームが一斉に敵の騎馬に突進。1対1の戦いだけでなく、仲間の騎馬と連携したり、正面から来る相手を回転してかわして背後に回ったりするなど、作戦を駆使しながら戦います。観客席を埋め尽くした保護者の方からも、「がんばれー!」と大声援が送られました。

 開成運動会の団体戦は、その激しさでも有名です。しかし、中学生は全員がプロテクターを着用し、高校生もヘッドギア着用が義務付けられており、中1の「馬上鉢巻取り」でも、常に審判がプロテクターを手に、騎馬を取り囲んで落下に備えるとともに、少しでも危険と判断すれば、笛を吹いて騎馬を引き離します。こうした安全対策や、安全を考慮したルールの変更なども、すべて代々の生徒たちが考え、決めたものです。

 団体競技はトーナメント形式で行われ、優勝が決まると、選手たちは自色の桟敷に向かって走り出します。喜びに湧く応援団から「ありがと、ありがと、い・ち・ねん!」などと大声で祝福されます。まだ幼さの残る中1生の顔も誇らしげです。

棒倒し 優勝してウイニングランをする生徒たち。喜びを爆発させながらグラウンドを1周  激しさと戦略性に富み、開成運動会の代名詞ともいえるのが高2と高3の「棒倒し」です。先輩たちの熱い戦いを、後輩たちが声を振り絞って応援します。上級生は下級生を指導して引っ張ってきたこともあり、運動会に懸ける思いには並々ならぬものがあります。敗れて桟敷の前で土下座をし、声を上げて泣いている高2生や高3生も珍しくありません。そうした先輩の姿を見て、後輩たちも運動会の重みを感じ、それをさらに次代へと伝えていくのでしょう。

 高校新校舎の建築計画が動き出し、今年が土のグラウンドで行われる最後の運動会になりました。来年からは人工芝化されたグラウンドで行われる予定です。人工芝に変わっても、これまで同様の熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

こちらは高2の「棒倒し」。劣勢を耐えに耐えて大逆転した試合には、大きな拍手が送られました 敗れると、全力で応援してくれたチームの桟敷前で土下座をします。その姿からは、開成生たちの運動会に懸ける思いが伝わってきます 各色(組)の得点状況や各競技の対戦結果は、大きなボードで確認できるようになっています
100kgほどある俵を自陣に運ぶ中3の「俵取り」。押し、引き、はがしなど各自に役割があり、俵を引き込みます 中2による「綱取り」。5本の綱をより多く自陣に近づけたほうが勝ち。センター、ウイングなど複数のポジションがあります 高1の「騎馬戦」。桟敷からの勝利をたたえる声援に、ガッツポーズで応えます

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