受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(2016年11月公開)

開成中学校・高等学校 第145回 開成祭 9月24日(土)・25日(日)

「楽しませる」気持ちを大切に、自分たちのカラーを演出

雨の中にそびえ立つアーチ。在校生も傘を差しながら、入場者数を数えます。2日間の入場者数は、3万177人に上りました さまざまな生物の魅力を伝える生物部。合宿先の三宅島で採集した生物も展示

 開成中学校・高等学校の「開成祭」には、毎年、多くの来場者が訪れます。145回目を迎えた今年は、9月24日と25日に開催されました。今年のテーマは「楽しませるを、楽しめ」。来場者を楽しませることに一生懸命に取り組みながら、自分たちも思い切り楽しもうという姿勢が表れています。

 編集部が訪れた24日の10時ごろは、今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空。しかし、最寄りの西日暮里駅を出ると、案内役の在校生が元気に声を掛けています。そして、歩道橋を渡って正門のアーチの前に進むと、赤いTシャツを着た在校生がパンフレットを配っています。来場者一人ひとりを歓迎するように、ていねいに手渡していました。

 アーチをくぐって進んでいくと、呼び込みの声があちこちから聞こえます。部活やクラス・有志による参加団体(参団)は70を超えるため、どこに行こうか迷ってしまうほどです。来場者の投票で決まる「参団グランプリ」をめざして、各団体がしのぎを削ります。

 正門からいちばん近いのは、高校校舎のA会場。ここでは、主に文化系の部活や有志による団体の企画が行われています。特に人気を集めていたのは、目の前でマジックを披露する「彼女は手品好き」、クイズ研究部や鉄道研究部の体験型企画、開成生と話ができる「Let’s talk Kaisei」などです。また、1日30組を超えるバンド演奏や隠れた人気企画「古本市」も行われていました。

クイズ研究部の「ザ・クイズSHOW!」。来場者が○×クイズ、早押しクイズなどで競います 目の前で手品を見せるパフォーマンスが人気を集めたK.A.M.C  一方、中学校舎であるB会場では、文化部や運動部による展示や企画、中1のクラスによる参加型のゲームが催されています。2階は子どもたちに大人気の脱出ゲームやお化け屋敷などが並んでいるのに対して、3・4階は書道や俳句、囲碁、将棋などもあり、落ち着いた雰囲気が漂っています。

 A会場とB会場の間にある、高校特別授業棟のC会場。ここは、理科系の部活が研究成果を発表する場となっています。多種多様な珍しい生物を展示する生物部、部員が製作した作品でゲームなどもできる物理部は大人気で、教室は見学者で埋め尽くされていました。

ディアボロやデビルスティックの体験、バルーンアートの配布を行ったジャグリング部  この日はお昼ごろから雨が降り出しましたが、三つの会場は渡り廊下でつながっているため、室内を通って各会場を回ることができました。あいにくの天気にもかかわらず、午後になるとさらに多くの人が訪れましたが、在校生はスムーズに来場者を案内します。

 ちょっとお腹が空いたら模擬店へ。在校生が作ってくれるのは、おなじみの開成焼き(大判焼き)と広島風お好み焼きのほか、 かき氷、オリジナルノンアルコールカクテルもありました。 開成祭といえば「開成焼き」。在校生が手際良く作っています さらに今年は開成焼きの味の人気投票「開成焼き総選挙」も行われ、さまざまな味を楽しもうと、チケットの販売所には長い列ができていました。

 ほかにも、本館ホール、視聴覚室、小講堂では、管弦楽団などの演奏、またクイズや手品、大道芸などさまざまな部活のパフォーマンスがめじろ押しです。それぞれの参団の「楽しませる」気持ちを一つにして創り上げた開成祭。「明日も来たい」と思ってしまうほど、楽しませてもらった一日でした。

物理部の部員が製作した数々のゲーム。子どもたちが夢中になっていました 物理部の「射的」。銃から出るレーザーの光を的に当てるように撃ちます 折り紙研究部の作品「鷲」。4.3m四方の正方形の紙からできています
開成祭のポスターも展示されていた美術部。左はラフ画です 今年の開成グッズの販売コーナーには、新製品がたくさんお目見え 鉄道研究部の「鉄研の車窓から」では、鉄道模型の体験運転が大人気

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