受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(2016年11月公開)

駒場東邦中学校・高等学校 文化祭
9月17日(土)・18日(日)

駒東に刻まれた新たな「Story」

大盛り上がりとなったWATER BOYS。息の合った演技が見事です 航空研究会では、フライトシミュレーター体験を楽しめます  駒場東邦中学校・高等学校の第59回文化祭が、9月17日と18日の2日間で開催されました。今年のテーマは「Story」です。駒東生一人ひとりの紡いだ物語が一つの「Story(文化祭)」を作り上げ、それが駒東にとって新たな〝物語〟の1ページになるという、生徒たちの思いが込められています。

 編集部が訪れたのは17日。校門へと続く小道には各団体の個性豊かな立て看板が並び、校門では色鮮やかな文化祭アーチが出迎えてくれます。文化祭では、「参加団体部門賞」や「装飾部門賞」など、各部門において優れた団体に授与される五つの賞が用意されているため、こうした看板や垂れ幕などの装飾にも気合いが入っているようです。なお、各賞の選考は文化祭実行委員が行いますが、「大衆賞」だけは来場者の投票によって決定します。

 アーチをくぐり、受付でパンフレットを受け取ると、まず向かったのが駒東文化祭の目玉でもある、水泳部による男子シンクロ「WATER BOYS」です。毎年、多くの来場者が詰め掛けるこの人気プログラムは、2日間で全9回の公演を行っていますが、会場となるプールは初回から超満員。開演間際になると、観客は手拍子をしながらその時を待ちます。

 そして、24名の部員が登場し、一人ひとり勢い良くプールに飛び込むと、会場は一気に熱気に包まれます。軽快な音楽に合わせて、水しぶきを上げながら行われる演技はまさに圧巻です。鍛錬された高い技術と、息の合ったパフォーマンスに、観客からは何度も歓声が上がりました。

生物部ではハムスターとの触れ合いも可能です。その愛くるしさから、来場者の癒やしスポットとなりました 山岳部ではクライミングボードの体験や登山ザックの重量体験を実施しました なごやかな雰囲気のなかでキレのある技を披露した体操部

本格的な展示に大人も子どもも興味津々

中1生による受験相談も行われた「駒東神社」。多くの受験生と保護者が合格祈願に訪れました  構内中央にあるプラザには、ダンスや歌、駒東いちばんのイケメンを決める「オトコマ」など、多彩な企画で来場者を盛り上げるメインステージが設置されています。そして、このステージを囲むように立つ中学棟・高校棟で行われているのが、各団体が趣向を凝らしたさまざまな展示や企画発表です。

 このうち毎年多くの来場者が足を運ぶのが、受験生にも大人気の理科系クラブによる展示や演示実験です。化学マジックや体験実験コーナーでもてなす化学部、鉱物採取体験もできる地学部、部員手作りのピタゴラスイッチやUFOキャッチャーが注目の物理部など、どれも本格的な内容で、子どもたちも興味津々です。

 生物部では、「昆虫班」「魚類・爬虫類班」「プランクトン班」に分かれて採集した約500種類の昆虫標本や、優雅に泳ぐ魚、クラゲなどを展示。各班は月に1度のペースで採集を行っているとのことで、この日も夏休みに捕獲したばかりだというハリセンボンやイシガキフグを見ることができました。

 一方、娯楽系の展示も負けてはいません。6畳大の巨大ジオラマの展示や、鉄道模型の走行体験を行う鉄道研究部では、今年8月に実施した九州地方での合宿の活動内容を発表。フォトコンテストや駅の発車メロディー操作なども用意され、楽しいコンテンツが盛りだくさんです。 校内4か所に設置された「ゴミ捨テーション」。環境部門員がゴミ回収を行ってくれるおかげで、構内は美しく保たれています また、トランプやコインを使ったマジックを披露する奇術同好会、部員との対局もできる囲碁部、パターゴルフが楽しめるゴルフ同好会、4年ぶりに金魚すくいが復活した釣り研究会なども、多くの来場者でにぎわいを見せていました。

 このほか、体育館や校庭では、バスケットボール部やサッカー部といった体育系クラブが、日々の練習の成果や試合を披露。講堂ではクラシック音楽部による演奏会や、演劇同好会の舞台などが行われていました。

 たくさんの駒東OBも駆けつけたこの日の文化祭。卒業したばかりの大学生だけでなく、わが子を連れた30代や40代のOBも多数集まっており、親子二代で熱心に展示に見入り、クイズなどに取り組む姿が印象的でした。

部員手作りの射的やダーツが楽しめるゲームコーナーも、たくさんの小学生でにぎわいました 講堂ではクラシック音楽部がピアノやバイオリンなどを演奏。その美しい音色で聴衆を魅了します 複雑な仕組みに思わず見入ってしまう、物理部が演示した木製のピタゴラスイッチ

ページトップ このページTopへ