受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「17年6月号」より転載/17年5月公開)

武蔵高等学校中学校 第95回 記念祭
4月29日(土・祝)・
4月30日(日)

“武蔵生らしさ”が感じられる企画の数々

東門にロゴマークの形をしたオブジェを設置。来場者はこれをくぐって受付に向かいます  ゴールデンウィークが始まったばかりの4月29日と30日の2日間にわたり、武蔵高等学校中学校の「記念祭」が行われました。第95回となる今年のテーマは“nature”です。このことばには「自然」と「本質」の二つの意味があり、広々とした緑豊かなキャンパスと、個性あふれる武蔵生のありのままの姿を楽しんでほしいという願いが込められています。

 「自ら調べ、自ら考える力」の育成をモットーとする同校では、記念祭のすべての運営が生徒に任されています。委員会は、企画、団体、ステージ、装飾、資材など19のパートに分かれ、それぞれがアイデアを出し合ったり、問題点を解決したりしながら、約1年をかけて記念祭を作り上げていきます。毎年、新企画が続々と登場するなか、今年は目玉企画の一つとして、フリージャーナリストとして多方面で活躍する方を招いての講演会を実施。メインステージの企画は昨年好評だった内容を踏襲する一方、新しいものも用意出演交渉を行った生徒によると、「有名人だからお願いしたのではなく、自分の疑問に答えてほしかったからお願いしました」とのこと。講演会場となった学園大講堂はすぐに満席となり、小講堂をライブビューイング会場として開放するほど大盛況でした。

 そのほか、委員会の企画として、高3生が校内を案内する「武蔵ツアー」や、授業・行事・部活動など武蔵の魅力を生徒が紹介するスライドショー「武蔵の窓口」なども用意。武蔵ツアーは、1時間じっくり校内をめぐる「ノーマルコース」と、気軽に参加できる30分の「ライトコース」の2コースがあり、どちらも午前中で予約がいっぱいになるほど人気を集めていました。

 校舎内で行われる部活動や有志団体の企画も見逃せません。なかでも毎年人気を集めているのは、理科棟で行われている理科系クラブの展示・発表です。物理部では部員自作のドローンの飛行実験、化学部では電気を帯びた原子イオンの実験、地学部では部員の採集した岩石や鉱物の展示がそれぞれ行われていました。 部員との対局ができる将棋部。30日には梶取校長先生をはじめとする教員と部員の対戦も行われました

 自慢のジオラマ展示や鉄道模型の運転体験を行う鉄道研究部や、部員との対局ができる将棋部も子どもたちに大人気です。お化け屋敷や手品といった娯楽系の教室の前にも、入場待ちの長い列ができていました。

 野外に設置されたメインステージでは、お笑いイベントやクイズ大会のほか、バンド演奏、ジャグリングといったパフォーマンスが終日行われ、観客を楽しませています。

 メインステージの向かいには、武蔵のシンボルともいえるヤギ小屋があります。2011年から総合学習の一講座として飼育が始まったヤギたちも、現在は9頭に増え、全学年合わせて30名ほどで毎日世話をしているとのこと。その記録や研究成果をまとめた『やぎの研究』を来場者に配布していました。

 2日間で延べ1万2000人の来場者が集まり、今年も大いに盛り上がった記念祭。好きなことにとことん取り組む、自由で伸び伸びとした“武蔵生の素顔”に触れることができました。

大学中講堂で開催された在校生によるスライドショー「武蔵の窓口」。受験生と保護者の方は必見です 実習や実験、ゼミを中心とする約30講座の中から一つを選択して受講する「総合講座」の活動内容を展示 模擬店では焼き鳥、焼きそば、クレープを販売。常に行列ができ、飛ぶように売れていました
音楽部のコンサートや有志による公演はすべてチケット制。どのプログラムも人気があり、音楽室は満席状態でした 毎年、子どもたちに大人気の鉄道研究部。「鉄研クイズ」にも挑戦していました ヤギの世話をするほか、出産時の胎盤を解剖したり、ヤギのふんから堆肥を作ったりと、活動の幅が広がっています
化学部、気象部、物理部、生物部、地学部、太陽観測部と、理科系の部活が多いのも武蔵の魅力。それぞれ展示・発表を行いました

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