受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「17年8月号」より転載/17年7月公開)

灘中学校・高等学校  第71回灘校文化祭  5月2日(火)・3日(水・祝)

灘校生のガイドで 見どころをひと巡り

中庭ステージの観客の様子。上空にはこいのぼりがたくさん泳いでいます

 ゴールデンウイークの開催が恒例になっている灘中学校・高等学校の文化祭。今年も5月2日・3日の2日間にわたって開催されました。第71回を迎えた今年のテーマは“Seek it !”。文化祭を通じて灘生の才能や魅力をあらためて探し、再発見し、学校の内外に伝えていこうという思いが込められています。

 編集部が訪れたのは初日の午前中。開場してから間もない時間帯でしたが、すでに構内は多くの人でにぎわっています。最初に受付でパンフレットを受け取って、展示巡りのスタートです。

 といっても、催しは盛りだくさん。どこから回ればいいかわからないという人は、案内役の生徒が付き添って文化祭の見どころや校内の名所をガイドしてくれる約45分間のガイドツアー「キャンパスツアー」に参加するのがお勧めです。現役の灘校生に学校生活の様子などを気軽に質問できるとあって、受験を考えている小学生や保護者の方には特に人気が高く、例年すぐに定員に達してしまうことから、今年はガイド役の人数や実施回数を増やしたそうです。

 また、図書委員の案内で、ふだん部外者が入ることのできない図書館内をじっくりと見学できる「図書館ツアー」も実施されました。こちらも、灘校生活の一端を垣間見ることができるプログラムとして人気を集めていました。

初日の朝から、続々と来場者が入場。関西圏以外から来る人も珍しくありません 受付では来場者数がカウントされていました 「昼まで『生』トーク」では、高校生たちが学校生活やキャリアについて討論

さわやかな五月晴れの下、 ステージイベントは大盛況

ステージを縦横無尽に使ってダンスパフォーマンスを披露 さて、構内で最も盛り上がる場所といえば、なんといっても「中庭ステージ」です。さわやかな五月晴れの下、上空にこいのぼりが泳ぐ特設ステージで、楽しいステージイベントが途切れることなく開催されているのです。

 たとえば、おそろいの衣装を身につけた複数のグループが、音楽に合わせて息の合ったパフォーマンスを披露する「ODORIBA(オドリバ)」は、文化祭の名物企画。ポーズが決まるたびに大きな歓声が上がります。

 一方、「ミス&ミスター灘コンテスト」には、美男・美女に扮装した灘校生が多数登場。司会者と出演者のユーモラスな掛け合いも笑いを誘います。また、書道部がステージ上で作品を仕上げる「ライブ書道」や、古典文化同好会による能の舞は迫力たっぷり。同会は別室でも能を披露しており、堂々とした仕舞、朗々とした謡が観客を魅了していました。

 大講義室では、灘校生が「キャリア」や「震災後の東北」について語り合うトークショー「昼まで『生』トーク」や、プレーヤーが論戦を繰り広げる「知の格闘技ボクシング」、未来の社会像を語り合う討論会など、硬派なディベート企画がめじろ押し。白熱する議論は見応えがあり、大人も真剣な表情で耳を傾けていました。

液体窒素を使ったさまざまな実験を行った「物理ライブ実験」 向学心旺盛な小学生に人気があるのは、理系クラブの実演系の展示です。物理研究部は「物理ライブ実験」で、マイナス196度という超低温の液体窒素を使った実験を行いました。バラの花をぱりぱりに凍らせたり、金属を超低温にして超伝導体にして、その上に磁石を浮かせたり…。目の前で起きる不思議な現象に、子どもたちは目を丸くしていました。

 イカやカエルを解剖しながら、その生態を詳しくレクチャーする生物研究部のライブ実験や、薬品を駆使した化学研究部の化学マジック、好きな色のスライムをその場で作って持ち帰れるコーナーも、子どもたちで大盛況です。

 こうした教科系のクラブの展示室には「灘校統一模試」と銘打って、算数、国語、理科、社会、英語の5教科の問題が用意されています。小学生だけでなく、大人も含めた多くの人が力試しをしていました。

ストラックアウトなど、体を動かせるアトラクションも 廊下には、各部活の展示のポスターが所狭しと張られています 小学生たちが、各教室で出題される「灘校統一模試」にチャレンジ!

来場者を楽しませ、もてなす 洗練されたホスピタリティー

鉄道研究部の鉄道模型の周りはいつも見学者がいっぱいです  楽しいエンターテインメントも見逃せません。たとえば、マジカル同好会は、カードを使ったサロンマジックを観客の目の前で実演。華麗な手さばきでマジックが成功するたびに、驚きの声とともに大きな拍手が送られました。サッカー部によるスリラーハウスも、毎年入場制限が出るほどの人気企画です。この日も多くの人が列を作っていました。

 ほかにも、一つひとつ手に取って見たくなるほど精密な鉄道模型がずらりと並ぶ鉄道研究部の展示や、5万個ものブロックを使った巨大な作品で見る者を圧倒するレゴサークルなど、見どころはたくさんあります。人工芝のグラウンドには、ストラックアウトや投球スピード計測といった「グラウンドゲーム」が用意されているほか、テニス体験、卓球体験などのアトラクションも充実しているので、展示巡りに疲れたら、体を動かすこともできます。

 案内態勢が充実していることも灘校の文化祭の大きな特色です。わかりやすい案内板があちこちに掲示されているほか、道案内を担当するスタッフも会場内に数多く配置されており、いつでも声を掛けることができます。

 女性用トイレがきちんと用意されているのはもちろん、おむつ替えスペースや授乳室まで用意されています。これも全国各地から多くの来場者を受け入れている灘校ならではの配慮といえるでしょう。

 硬派な催しからユニークなものまで、子どものあこがれをかき立て、大人にも驚きを与えてくれる、知的な楽しさに満ちた文化祭でした。

校舎内の至るところにわかりやすい案内板が設置されているので、迷うことはありません 古典文化同好会による、本格的な能仕舞公演 目の前でマジックを披露してくれるマジカル同好会のショータイム

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