受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(2016年09月号掲載/2016年08月公開)

School Now 帝京大学中学校・高等学校/細やかな少人数教育で学力を伸長
難関大学への合格実績につなげる

 国公立をはじめ、早慶上理、MARCHなどの難関大学に毎年多くの現役合格者を出している帝京大学中学校・高等学校。着実に合格実績を伸ばしてきた背景には、一人ひとりの生徒と向き合い、基礎的な学力を確実に伸長させる少人数教育があります。教頭の山田雅尚先生、進路学習指導部主任の加藤哲也先生に、同校の教育の特色についてお聞きしました。

生活リズムを整えることから 学習の習慣を作り上げる

質の高い授業を支えているのは、教員の熱意とチャレンジ精神。寄り添って育む教育を実践しています  国公立大に58名、早慶上智に165名など、今春の大学入試でも目覚ましい合格実績を残した帝京大学中学校・高等学校では、中高6年間を三つのステップに分けた教育システムが整っています。中1・中2では「基礎学力の充実」、中3・高1では「個人の理解に合わせた学習」、高2・高3では「進学別コースによる学習」と、成長段階に応じて学力を伸長させる仕組みです。

 最初のステップでまず徹底するのは、生活リズムの確立です。教頭の山田雅尚先生は、生活リズムと学習リズムには相関関係があるとしたうえで、「生活リズムが整えば、おのずと学習のリズムや習慣もできあがる。中学の間は生活面のアドバイスも行い、生活と学習が両輪で回っていくようサポートしています」と話します。宿題や予習のやり方、授業に臨む姿勢なども細やかに指導するなかで、「当たり前のことが当たり前にできることを重視している」とのこと。こうした地道な取り組みが6年後の大学合格実績にも結びついているのでしょう。

 1クラス30名程度の少人数教育も同校の大きな特徴です。数学と英語は中1の2学期から習熟度別授業がスタート。中3からは特進クラスを設けてクラス編成を一新するほか、高2からは志望大学別のクラスで効率的な学習を進め、大学受験をめざします。進路学習指導部主任の加藤哲也先生は、「高校から入学した生徒が合流する高2からは、主要5教科の大部分が分割授業になります」と説明。分割授業は進路別、選択別に実施されるため、10名から20名程度の少人数で学ぶことになるそうです。

 3ステップの総仕上げとなるこの時期、大学入試が近づくにつれて個別対応も増え、生徒それぞれに応じた手厚い指導が行われます。たとえば、学校を挙げて力を入れている夏期講習については、高校では毎年約100講座を用意し、生徒の希望に対応。担任が講座の選び方についても助言するなど、実りある夏休みになるよう後押ししています。

 また、個別面談を随時実施するなど、生徒一人ひとりとじっくり向き合う時間も大切にしています。保護者との面談にも十分な時間をかけ、家庭とも連携しながら生徒の成長を支えるのが同校の伝統。自立を促すために、ときには保護者とぶつかってでも生徒自身の思いを伝えさせることもあるそうです。繰り広げられているのは、「教えるだけではなく、寄り添って育む教育」(山田先生)の実践です。

●過去3年間の合格者数 国公立大学/早慶上智/MARCH・東京理科大学合格者数[既卒生合格者も含む]

魅力あふれる授業を支える 先生方の熱意とチャレンジ精神

在校生と触れ合うことのできる邂逅祭(文化祭)。今年は10/29・30で行われます  授業にもさまざまな趣向が凝らされています。たとえば、大学入試改革を前に、盛んにその重要性が指摘されている「思考力・判断力・表現力」という学びの三要素の向上は、すでにすべての授業のテーマとなっています。なかでも、「読む・書く・聞く・話す」の4技能が重視されるようになる英語は先進的です。同校では、以前からスピーキングのテストを定期考査で実施するなど、4技能の習得を英語教育の目標として掲げてきました。今後もその方針が変更されることはありません。

 また、生徒が互いに学び合うアクティブ・ラーニングも展開しており、「ふだんから少人数授業なので、生徒同士で議論する場面もよくあります。アクティブ・ラーニングは、これまでも実践してきた学び方の一つにすぎません」と加藤先生。入試制度がどのように変わろうとも、十分に対応できる教育内容が整っているといえそうです。

 こうした「生徒を夢中にさせる質の高い授業」を支えているのは、先生方の熱意とチャレンジ精神です。「授業に魅力を持たせるために、教員それぞれが生徒の興味を喚起するよう、創意工夫しています。教員自身が学ぶことに積極的で、絶えずスキルアップに努めていることが本校の強み」と山田先生。個別の添削指導にも対応するなど、生徒一人にかける時間と手間は膨大で、加藤先生は、「一人ひとりの生徒に真摯に向き合う教員ばかりです。挑戦し続ける教員集団であるからこそ、魅力ある授業ができるのです」と説明します。

 一方、授業以外でも、自然体験や外部講師による講演などを数多く取り入れ、「本物に触れる機会」や「自立的な学び」を大切にし、生徒たちに将来を考えさせるようにしています。その一環として行っているのが、高1のニュージーランド語学研修や、高2のベトナムへの修学旅行です。滞在中は同世代の高校生との交流など、さまざまなことを体験。帰国後、生徒たちは大きく成長し、特に修学旅行は大学受験に向かっていく転換点としても機能しているそうです。

 最後に受験生に向けて、「どんな生徒も歓迎します。優等生でなくてもかまいません。努力を惜しまず、どんなことにもがんばる気概のある生徒に来ていただきたいと思います。ぜひ、一緒にがんばりましょう」とメッセージを送った山田先生。その力強いことばには、中高6年をかけて生徒一人ひとりの学力を着実に伸ばし、自立に導きたいという熱い思いが込められています。

高1の語学研修では約3週間、ニュージーランドにホームステイ。文化の違いを肌で感じます 高2の修学旅行ではベトナムへ。病院でのボランティアを通じて、平和の大切さを深く考える機会ともなっています

《学校のプロフィール》

帝京大学中学校・高等学校

所在地
  〒192-0361 東京都八王子市越野322
‌‌‌京王相模原線「京王堀之内」駅、京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅、京王相模原線「南大沢」駅などよりバス「帝京大学中高校」下車。JR中央線「豊田」駅、京王相模原線・小田急多摩線「多摩センター」駅よりスクールバスあり
電 話 042-676-9511
H P http://www.teikyo-u.ed.jp 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

●学校説明会
 9月10日(土)10:00 〜、14:00 〜(要予約)
10月15日(土)14:00 〜
11月16日(水)10:00 〜
12月18日(日)10:00 〜
 1月 7日(土)14:00 〜

※‌9/10のみ要予約。12/18と1/7には過去問解説授業あり
●邂逅祭(文化祭)
10月29日(土)10:00 〜16:00
10月30日(日) 9:30 〜15:30

◎学校関連リンク◎

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