受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

School Now

(2016年09月号掲載/2016年08月公開)

School Now 江戸川女子中学校・高等学校/一人ひとりの夢の実現に向けて
進化を続ける英語教育と進路指導

 「生徒の夢の実現のために教員は何ができるか」。江戸川女子中学校・高等学校の先生方が生徒の指導にあたって常に考えているのはこのことです。グローバル社会の到来に先がけて力を入れてきた英語教育も、基礎学力の徹底を重視した学習プログラムも、きめ細かな進路指導も、生徒一人ひとりの夢の実現のためにさまざまな工夫を重ね、新しい試みを積極的に導入しています。同校の特色ある英語教育と進路指導などについて、英語科主任の熊川美帆子先生と、進路指導主任の阿部覚先生にお話を伺いました。

大学入試改革を見据え 多方向から英語力を強化

英語科主任 熊川 美帆子先生  1931年の創立以来、より質の高い教育をめざして、システムやカリキュラムの工夫を重ねてきた江戸川女子中学校・高等学校。進学校として歴史を重ねていくなかで、文系志望者が多かったこともあって、大学受験を見据えた英語力の育成には特に力を入れてきました。

 1994年(平成6年)度には早くもハイレベルな英語教材として知られる「Progress」(現在は改訂版「Progress21」)を導入。高1の前期までに、高校で習う基本的な文法をマスターし、2500語以上を習得できるようにしています。また、テキストの単語や会話文がすべて録音されたSDリピーターを生徒全員が持って、予習・復習時に聞くようにしており、リスニングだけでなく、聞いて書き取るディクテーションによっても英語力の向上を図っています。

 さらに、2020年度からの大学入試改革を見据えた新たな取り組みも始まっています。その一つが英語集中プログラムです。これは English Speak-Out Program"と題して、学年末試験終了後の3日間、ネイティブの教員によるオールイングリッシュの授業を少人数クラスで集中的に行うもので、入試改革初年度に受験することになる現中2生を対象に今年からスタートしています。

English Speak-Out Programの様子。オールイングリッシュの授業により、英語による自己発信力を養います

 英語科主任の熊川美帆子先生は、「これからの時代、大切なのは自己発信力です。世界の国々や自国のことをよく理解し、その知識を英語で発信していく。そうしたトレーニングを中1の年度末に3日間かけて行い、最終的には自己紹介のスピーチができるところまで持っていきました。生徒たちの満足度は非常に高く、もっと英語を勉強したいと意欲的です」と語ります。

 大学入試では、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)を測るTEAP利用型入試を導入するところも増えています。これに対応すべく、TEAPに特化したライティング講座も今年度から始めています。エッセイを書く力を養成するための講座で、高2の希望者を対象に15名以内の少人数でクラスを編成し、ネイティブの教員が年間計10回の授業を行います。

多彩な海外研修プログラム 単位が認定される長期留学も
普通科・高2時に実施されるカナダ修学旅行。現地にホームステイしながら語学研修を行います

 国際的な視野を養い、英語力に磨きをかけるために、海外研修の導入にも力を入れています。同校の中高一貫生は、高2から希望する進路に応じて普通科(Ⅱ類・Ⅲ類)と英語科に分かれますが、普通科では高2でカナダへ修学旅行に出かけ、ホームステイしながら語学研修を行います。

 一方、英語科では最長10週間の語学研修があり、研修先はニュージーランド、アメリカ、フィリピンなど5か国から選択することができます。このほか、高2ではオーストラリア、ニュージーランドへの1年間の長期留学制度もあります。留学先で取得した単位が認定されるので、帰国後はそのまま高3に進級できることもあって、留学を希望する生徒は少なくありません。

 「グローバル化が進み、『英語はできて当たり前』という時代になってきました。将来、自分がめざしたいものが見つかったときに、英語ができないことであきらめることのないように力をつけてあげたいですね」(熊川先生)

復習のシステム化で基礎を徹底 希望の進路に向け、高い学力を養成

進路指導主任 阿部 覚先生  生徒一人ひとりの夢の実現をサポートするために、進路指導についてもさまざまな面でレベルアップを図っています。たとえば、今年の高2生から始まった「能率手帳」の導入もその一つです。毎日の予習・復習・課題、定期試験や模擬試験に備えた勉強などを計画的に行えるように導入したもので、1週間ごとに回収して担任がコメントを書き込んでいます。進路指導主任の阿部覚先生は、「この手帳を励みにしている生徒は多く、たとえば旅行行事と模試の勉強が重なるときなど、これを活用して効率的な勉強をしているようです」と語ります。

 一方、高1で新たにスタートしたのが「スタディサプリ」です。これは1年に2回、学年で習得するべき内容をテストして、弱点を映像授業で復習できるようにした学習プログラム。単にプログラムを与えるだけではなく、最後に学校独自の復習テストを行って定着度を確認しています。復習テストではほとんどの生徒が9割以上を得点するなど、早くもその成果が現れており、今後はほかの学年にも広げる考えです。

 英語教育と同様、こうした取り組みの背景には、「生徒の夢をかなえたい」という先生方の強い思いがあり、それが進路指導の基本的なスタンスともなっています。職業研究、学部・学科研究、個人面談、各種受験対策講座など、生徒の成長段階に合わせて行うプログラムは多種多様。中3で仕上げる卒論も、職業や学問について考えさせるきっかけになっています。また高2で行うグループ進路面談は、お互いの夢を知って刺激を与え合うことで目的意識の向上につながっています。

生徒たちが能力を最大限に発揮できるよう、一人ひとりの個性に合わせた進路指導を実施しています  進学実績の伸びは、こうしたきめ細かな進路指導の成果ともいえます。特に2016年度は国公立大学への合格者数が伸び、難関大学の医療系分野にも多くの生徒が進学しています。

 「教科ごとに少人数習熟度別授業も取り入れており、そうした教育システムの効果が実績に反映されてきたのだと思います。でも、それ以上に大きいのは生徒たちの努力です。夢をあきらめずにこつこつと努力を重ねる。大切なのは、そういう雰囲気を学校がつくることです。わたしたちもそのために日々工夫を重ねており、そうした雰囲気は確実にできてきたと感じます」(阿部先生)

 英語力をはじめ、教科の学力を伸ばす独自のプログラムと、きめ細かな進路指導によって、生徒一人ひとりに高い目的意識が生まれている江戸川女子中学校・高等学校。さまざまな新しい試みが実を結ぶ今後に、大きな期待が寄せられます。

《学校のプロフィール》

江戸川女子中学校・高等学校

所在地
  〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
JR「小岩」駅より徒歩10分、京成線「江戸川」駅より徒歩15分
電 話 03-3659-1241
H P http://www.edojo.jp 別ウィンドウが開きます。

《各種行事日程のお知らせ》

●学校説明会(予約不要)
 9月10日(土)14:00〜15:30
 9月24日(土)10:00〜11:30
10月15日(土)10:00〜11:30
11月12日(土)10:00〜11:30
12月 3日(土)10:00〜11:30
※説明会終了後、校内自由見学
●学校見学会(要予約)
月曜〜土曜の毎日実施

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