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School Now

(2017年1月号掲載/2016年12月公開)

School Now 日本女子大学附属中学校・高等学校/主体性を育て、考える力を伸ばす。
附属校の強みを生かした教育を実践


 1901(明治34)年に、日本初の総合的な女子高等教育機関として設立された日本女子大学。その附属校として、緑豊かな西生田キャンパスの一角に位置する日本女子大学附属中学校・高等学校は、「自念自動」の精神に基づく教育方針と、中高一貫附属校の強みを生かしたカリキュラムが特色です。「自ら考え、学び、行動する」ことで、生徒一人ひとりの可能性を伸ばす教育について、音楽科の横溝修二先生と英語科の塩沢祥子先生に伺いました。

上級生から受け継がれる 自主性とリーダーシップ


音楽科 横溝 修二先生

 創立者の成瀬仁蔵が唱えた「自念自動」の精神を継承し、独自の教育プログラムの下で「自ら考え、自ら学び、自ら行う女性」を育てている日本女子大学附属中学校・高等学校。中学からの入学生と併設小学校からの内部進学生の間に壁はなく、どちらも同じ中1生として、入学の時点から段階を経て自主性や主体性を伸ばせるよう、工夫されています。

 音楽科の横溝修二先生は、「新入生には係の中3生が付いてお世話をします。中1生からすれば、先輩はいちばん身近なロールモデル。教員が指導するのではなく、上級生を見て育っていくのが本校の伝統です」と話します。授業の受け方や課題への取り組み方など、学校生活全般について上級生から学ぶことで、中1生は「あんな先輩になりたい」「自分たちもがんばろう」と思うようになります。同校は中高一貫校ながら中学と高校が別の校舎で、学校行事やクラブ活動、自治活動も中高がそれぞれ独自に行っています。早くから自主性が育まれるのは、こうした環境があるからなのでしょう。

 行事やクラブ活動はすべて生徒主体で運営されているため、リーダーシップを学ぶ機会にも恵まれています。「どの生徒も必ず何らかのリーダーを経験します。中3になると、あらゆる場面で立派にリーダーを務めています」と横溝先生。「何でも自分たちで行う」という意識が中学の間に身につくので、高校では、何事にもより主体的に取り組めるようになるそうです。

教科横断型の深い学びや 充実した情操教育も魅力


英語科 塩沢 祥子先生

 日々の授業にも「自念自動」の精神が生かされています。たとえば、英語の授業では、〝楽しみながら学ぶ〟ということを重視し、「日常に溶け込んだ英語から入ることを大事にしています」と英語科の塩沢祥子先生。「伝わった、わかったという楽しさを経験すれば、生徒は授業以外でも自分から英語に触れるようになります」と説明します。

 英語の歌を歌い、洋書を数多く読む「多読」に力を入れているのも、楽しさを体験してもらうため。英語劇を発表したり、意見文を書いたり、ディベートをしたりと、英語力をアウトプットする機会も多く用意しています。もちろん、教科書に沿って文法力を鍛えるといった学習も徹底。「読む・書く・聞く・話す」という4技能をバランス良く伸ばせるカリキュラムを組んでいます。

 また、同校では、複数の教科の教員が連携して学習効果を上げる取り組みも盛んです。たとえば、毎年の音楽会では中3生がヘンデルの「メサイア」を英語で合唱。その正しい発音を英語の先生が指導します。そのほか、国語で書いた文章に美術で絵を付けたり、理科で植物を学んでいるとき、それを美術の時間にスケッチしたりもします。このように、さまざまな教科のコラボレーションによって生徒の知性と感性を育みます。

 さらに、情操教育が充実していることも大きな特色です。音楽では、全国的にも珍しいことですが、バイオリンが必修となっています。「初めて触る生徒が大半ですが、中1の1学期が終わるころにはある程度弾けるようになります」と横溝先生。「音楽や美術が将来、直接的に役立つ機会は多くないかもしれませんが、目には見えない、豊かな心が育つのは確かです」と力を込めます。


週2時間の音楽の授業では、中1からバイオリンが必修。初めて触れる生徒も、中学3年間で協奏曲が弾けるまでに成長します


英語では、自分の好きなことについて英文でプレゼンテーションする課題もあります


中学3年間の集大成として取り組む、英語スピーチ発表会。各自が個性の光る発表を行います

経験と挑戦を積み重ね 将来につながる6年間に


毎週火曜日に行われる朝礼は中3生が司会を務めて進行。「自治」の精神が表れています

校内のあらゆる壁面には、生徒たちがまとめた各教科のレポートが並びます

 一方、学習面での共通点として横溝先生は、「宿題や課題の量がかなり多い」ことを挙げます。「附属校だからといって、のんびりしているわけではありません。基本的に全員がクラブに入っているため、宿題や課題をこなすのは大変ですが、そうした学園生活のなかで、全員が大きく成長していきます」と言います。定期考査に加えて小テストなども頻繁に行い、着実に学力を向上させるだけでなく、つまずいたときには補習や個別指導でサポートする仕組みも整っています。

 また、塩沢先生は、「女子校ならではの良さも本校の魅力です。全部女子だけでやるのが当たり前なので、生徒たちは物おじせず、自分の意見を主張したり、やりたいことを実現したりするエネルギーに満ちています」と話します。伸び伸びとした環境のなかで、さまざまな経験や挑戦を重ねることによって、「自念自動」の精神が自然に身につくのでしょう。

 卒業生の約8割は日本女子大学へ進学しますが、他大学進学希望者へのサポートも手厚く行っています。高3では選択科目に外部受験用の講座を設けているほか、小論文や面接などの個別指導も実施。外部受験の半数を占める推薦入試やAO入試に対応しています。

 最後に先生方から受験生へ、入試に関するアドバイスと応援のメッセージをいただきました。「楽しくて、将来にもつながる6年が過ごせる学校です。入試は基本的な力を身につければ対応できます。過去問が大いに参考になるでしょう」と横溝先生。塩沢先生は、「本校の入試では、世の中で起きていることを広い視野で見て、自分の考えをしっかり持っていることが試されます。元気に毎日を過ごし、万全な体調で入試に臨んでください」と呼び掛けました。

《学校のプロフィール》

日本女子大学附属中学校・高等学校

所在地 〒214-8565 神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
交 通 小田急線「読売ランド前」駅より徒歩10分、
     京王相模原線「京王よみうりランド」駅、
     「京王稲田堤」駅よりバスあり
電 話 044-952-6705(入試事務室)
H P http://www.jwu.ac.jp/hsc/ 別ウィンドウが開きます。

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