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学校説明会レポート
聖園女学院中学校
2025年5月14日(水)
カトリック精神に基づく学びを通じて、生徒一人ひとりが「自分の使命」を見つける
1920年設立の聖心(みこころ)の布教姉妹会を創立母体とし、1946年に神奈川県藤沢市に開校した聖園女学院は、緑豊かな丘の上に建つ中高一貫の女子進学校です。2016年に名古屋市にある学校法人南山学園と合併しました。南山学園の教育モットーである「人間の尊厳のために」を教育活動のなかで具現化できるよう、「信念・精励・温順」を校訓に掲げ、カトリック精神に基づく学びを実践しています。
この日の説明会では、初めに校長のミカエル・カルマノ先生があいさつに立ちました。カルマノ先生は「本校は、生徒一人ひとりがミッション(目標・使命)を持っていると考えています。生徒たちが尊いミッションを自分で見つけられるよう、さまざまな人と出会い、自分を見つめて、使命について考えさせる教育を行っています」と語りました。
次に、進路指導部長の伊藤直紀先生が、進路・キャリア教育の具体的な取り組みを紹介しました。進路指導では「使命を見つけ、見つけた使命を実現すること」を重視し、さまざまなプログラムを実施しています。東京・豊洲にある体験型商業施設、キッザニア東京での職業・社会体験(中2)、社会で活躍する女性たちによる社会人講話(中3)を通して、早期から職業観を育成します。高校からは各大学による「学問分野別説明会」を実施し、「何を学ぶか」を重視した進路選択をサポートしています。南山大学・上智大学・昭和医科大学・清泉女子大学との中高大連携事業も推進しており、模擬講義やスタディーツアー、各種プロジェクト活動なども盛んです。2019年度からは難関大学に通う女子大学生メンターによる放課後自習支援が導入され、生徒たちは学校生活や学習法のアドバイスを受けられるほか、長期休暇中には探究イベントにも参加できるそうです。また、高校生を対象に外部講師による放課後受験支援も開講しています。こうした取り組みの成果は大学合格実績にも表れており、ここ数年は卒業生の4人に1人ほどが国公立大学や慶應、上智、GMARCHをはじめとする難関私立大学に進学しています。
一方で、グローバルな視野と高い志を持つ生徒を育てるための英語・国際教育にも力を注いでいます。入試広報部長の鐵尾千恵先生によると、「中1は英語の基礎であるアルファベットから学びます」とのことです。授業は週6回で、講読が3コマ、英文法が2コマ、英会話が1コマというカリキュラムの下、日本人教員とネイティブ教員によるきめ細かい指導により4技能をバランス良く伸ばします。オンライン英会話は、通常の授業として年間10回実施していますが、自宅でも90回受講できるため、英語でアウトプットする機会は年間で最大100回に及びます。
また、放課後に開講されるMEA(Misono English Academy)も「気軽に校内留学ができる」と人気を集めています。MEA Roomには3人のネイティブ教員が常駐し、季節のイベントが行われるほか、英検®の面接対策、英語でのプレゼン練習などをしてもらうこともできます。希望制の海外体験の機会としては、約3か月のニュージーランドターム留学、1年間のニュージーランド留学、高1の夏休みに実施される12日間のカナダ研修旅行があります。
説明会の最後に、教頭の鹿野直美先生が登壇しました。鹿野先生は「本校のスクールモットー『人間の尊厳のために』を実現しようと、教科学習だけでなく、生徒の心の成長に注目した取り組みも行っています。生徒が自身の生活習慣を確立するための『聖園ノート』や、校内の緑豊かな環境を活用した自然環境教育『MISONO竹林プロジェクト』などを通して、一人ひとりが個性を発揮できるよう、サポートしています」と結びました。
2026年度入試については、「試験方法や定員に若干の変更がある」とのことです。くわしくは、同校のホームページに掲載される最新の募集要項をご確認ください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
内装にスギとヒノキを使用し、宮大工の手で建てられた「イエスの聖心聖堂」は、心静かに祈ることができる場です。多目的室では保護者対象の聖書研究会も行われます
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