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学校説明会レポート
星野学園中学校
2025年5月19日(月)
「習熟度別学習指導」「国際人教育」「情操教育」を柱に、一人ひとりの能力を引き出す
小江戸・川越の地に1897年に設立された私塾「星野塾」から発展した星野学園は、良き人格の育成をめざす全人教育を通じて、国際社会に通用する人材を育成しています。近年、大学合格実績を伸ばしており、2025年春は国公立大学に41名が現役で合格。全体の現役合格率も96.5%に達しました。
この日のオンライン説明会では、まず、教頭の渡邉朋子先生より同校の教育について説明がありました。同校は「礼儀正しく品格のある人間形成」「失敗を恐れずチャレンジする人間の育成」「真理や正義を探求する人間の育成」という教育理念を掲げており、それらを実践するために、「知を築く」習熟度別学習指導、「世界につながる」国際人教育、「心を動かす」情操教育の三つを柱としています。
まず、習熟度別学習指導としては、中1のクラスを入学試験の結果に応じて習熟度別に編成していることが挙げられます。基礎学力の構築を重視する「進学クラス」と、発展学習に力を入れる「理数選抜クラス」の二つに分かれて学びますが、1年間の成績に応じて年度末にクラスの移動があるため、いずれも授業の進度は同じです。英語・国語・数学は公立中学の約1.5倍の授業時間を確保しており、特に学力の差が開きがちな英語と数学では「展開授業」が行われています。先取り学習を導入している数学は、中2で中学の内容を終え、中3から高校の範囲に入ります。また、長期休暇前には各教科で指名制の補習を実施し、夏休みには全員参加の9日間の夏期講習を開講しています。その狙いについて渡邉先生は「わからないところをわかるようにして長期休暇に入り、新学期からは全員が同じスタートラインに立てるようにするためです」と説明しました。
二つ目の国際人教育としては、外国人教員によるオーラル・コミュニケーション(OC)や語学研修などを通じて、英語力の向上を図っていることが挙げられます。中1全員が参加するTOKYO GLOBAL GATEWAYでの国内研修や、中1・2の希望者を対象として福島県のブリティッシュヒルズでの国内英語合宿は、生徒から人気があるプログラムです。中3の夏に実施される修学旅行では、オーストラリアのブリスベンで4日間のホームステイを体験します。ここでは、現地校の生徒とペアを組んで授業に参加し、ホームステイ先の家族に日本文化を紹介するプレゼンテーションも行います。さらに、昨年度からは、希望者を対象にオンライン英会話も導入しました。
三つ目の情操教育としては、約1500席を備えたキャンパス内のハーモニーホールに世界水準のアーティストを招き、オーケストラやバレエといった本物の芸術に触れる芸術鑑賞会を年1回開催していることが挙げられます。また、部活動は中高ともに全員加入制で、運動部・文化部ともに、関東大会や全国大会に出場するほどの実績を誇るクラブも複数あります。
高校では志望別に「理数選抜コース」「S類特進選抜コース」「α選抜コース」「βコース」の4コースに分かれます。このうち「理数選抜コース」には中学からの内部進学者だけが在籍し、最難関の国公立大学や医学部医学科をめざします。東京大学の大学院などで学ぶ留学生と英語でグループディスカッションを行う「グローバル人材育成講座」、最難関大学や医学部の教授による「大学出張講義」など、「理数選抜コース」独自のプログラムも設定されています。高2の2学期からは土曜の午後や長期休暇中に「難関大特講」を開講します。ここでは大学入試の実戦的な問題に取り組むほか、小論文や面接の指導も受けられます。なお、高校は2026年度からカリキュラムとシラバスが改定される予定です。
全天候型グラウンドの「星野ドーム」や床上下可動式の屋内温水プールなどの施設がそろう同校までは、JR川越線・東武東上線「川越」駅、西武新宿線「本川越」駅などからスクールバスが運行されています
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