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学校説明会レポート
吉祥女子中学校
2025年6月2日(月)
知的好奇心を育む先進的な教育環境を整備し、時代に即した学びを実践する
「社会に貢献する自立した女性の育成」を建学の精神に掲げる吉祥女子中学・高等学校は1938年に、帝国第一高等女学校として創立されました。帝国書院を創設した地理学者の守屋荒美雄(すさびお)と、のちに東京大学教授や上智大学学長を歴任する数学者の守屋美賀雄(みかお)の親子が創立者です。校是は「知的探究心を育みましょう」「言葉と行動に責任を持ちましょう」「互いの価値観を尊重しましょう」の三つです。同校では、この建学の精神と校是を、日々の授業はもちろん、学校行事や部活動、国際交流を含めたすべての教育活動の基軸としています。
この日の説明会の冒頭、あいさつに立った校長の赤沼一弘先生は、同校の特色として生徒が学校生活全般に主体的に取り組んでいることを挙げました。特に吉祥祭(文化祭)や運動会などの学校行事では、生徒による委員会が企画・運営を担っているそうです。また、高大連携を推進する同校では、東京医科大学や東京理科大学など七つの大学と協定を結んでいるほか、国際交流・国際理解教育にも力を注いでいます。赤沼先生は受験生に向けて、「失敗を恐れずに挑戦し、その挑戦を次の機会の糧にすることが大切だということをお伝えしたいです。また、9月に開催される吉祥祭を訪れ、本校を知るきっかけにしてください」とメッセージを送りました。
次に、広報部部長の杉野荘介先生が学校の特色と入試について説明しました。多彩な個性が共存する同校には、「ありのままの自分を出して、それが周囲に認められる文化が根づいている」と言います。杉野先生は「チャレンジして失敗しても責められないどころか、逆に『がんばったね』と評価されるような文化のなかで、生徒たちは行事や学業に全力で取り組んでいます」と語りました。
国際理解教育も盛んで、海外高校への「1年留学」などを経て、在学中に英検®1級を取得する生徒もいるそうです。高1では、学年の大部分の生徒が参加する「カナダ語学体験ツアー」が実施されるほか、夏期に「オーストラリアセミナー」(中3〜高2希望者対象)、春期に「アジア研修ツアー」(中3~高2希望者対象)も行われています。また、海外高校への「1年留学」の制度は、帰国後に元の学年に復帰することのできる「特認」留学と、学年を一つ下げる「休学」留学の2種類があるとのことでした。
毎年7月と12月には、大学の先生方や専門的職業、各界の専門家の協力を得て、全校生徒を対象とした「教養講座」が開催され、各学問系統の最先端を知る機会となっています。また、夏期講習は6期、午前・午後に分かれた選択制で受験対策講座、教養的講座など数多くの講座が開講されます。中学では定期考査ごとに英語・数学の補習を指名制で実施し、手厚くサポートしています。放課後には「校内でできる習い事」として、専門の先生を招いてピアノなどの各種楽器や声楽のレッスンも行っています。ほかにも、美術・造形・華道・茶道・日舞・箏曲・中国語といった課外授業が展開され、校内にいながら教養を深めることができます。
2026年度の入試についても伝えられました。第1回2月1日午前・第2回2日午前に行われますが、定員に変更があり、第1回は144名、第2回は90名となります。なお、追加合格の対象者は、両日受験者に限ります。
続いて、進路・学習部部長の丹野雅広先生が登壇しました。同校では、中高6年間を2年ごとの三つのステージに区切って、キャリア意識と学びの姿勢を涵養しています。中1・2では「環境」「福祉」をテーマに社会とのつながりを学び、社会人へのインタビューや「社会問題レポート」の作成を行います。中3では「平和と国際理解」をテーマに探究活動に取り組みます。高1では学部・学科系統の調査を行い、学問と進路の関係を具体的に考えます。中3から高2までの間に実施される卒業生の講演会、パネルディスカッション、学部・学科系統ごとの「卒業生を囲む会」なども進路選択の大きな助けになっているとのことでした。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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