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学校説明会レポート
晃華学園中学校
2025年6月23日(月)
カトリック精神に基づく全人教育を実践し、社会に貢献する女性を育成する
1963年に開校した晃華学園中学校高等学校は、200年以上の歴史を持つフランスのカトリック教育修道会「汚れなきマリア修道会」を設立母体とするミッションスクールです。校名の「晃華」は「光り輝く華(=聖母マリア)」を表しています。
学校で開催されたこの日の説明会は、校舎案内から始まりました。4~5人のグループに1人の先生がつき、教室で授業を受ける生徒たちの様子、生徒ラウンジ、図書情報センターなどを見学しました。その後、マリアンホールでの全体説明に移りました。そこで、広報部長の安東峰雄先生は、同校の特徴について「日々の学習はもちろん、クラブ活動、社会教育、宗教教育にもしっかり取り組み、人格を育てる学校です」と紹介しました。マリアニストスクール(マリア会系の学校)である同校は、「カトリック精神に基づく教育」「質の高い全人教育 」「家庭の精神を基盤とする教育」「奉仕、正義、平和をめざす教育」「変化に適応できる教育」を掲げ、神様から与えられた能力・才能を他者のためにしっかり発揮できる生徒を育てようとしています。
中高6年間、毎週1時間の宗教の授業を必修としているのは、カトリックの教えを通じて「人間とは何か」「人としてどう生きるべきか」を考え、真に大切なものを見極める心・揺るぎない価値観を育むためです。文化祭・体育祭・合唱コンクールといった校内行事も盛んで、生徒の社会性を育てる機会が数多くあります。
全人教育型カリキュラムの特徴 についても説明がありました。同校では英語実践力の強化を図っており、中3~高2は3分の1の授業をネイティブ教員が担当しています。安東先生は「文法は日本人教員が日本語で説明し、ライティングはネイティブ教員が細かな表現まで指導するため、生徒は深いところまで英語を学べているように感じます」と話します。さらに数学は高2まで必修とし、文系・理系を問わず数ⅡBまでを学んで計算力・論理的思考力・発想力・記述力の定着を図ります。また、全人教育の観点から、体育・芸術・技術・家庭の授業も大切にしているそうです。
一方、生徒が自分自身の可能性を知るため、日々の授業や学校行事を含めたすべての学びで大事にしているのが、中高6年間を通じた「ふりかえりの習慣 」です。「①感じる(課題を発見する)、②理解する(仮説を立てる)、③行う(検証する)、④ふりかえる(新たな課題を設定する)」の各段階で細かく確認します。学園生活を通じて培われた「ふりかえり」の姿勢は、粘り強い探究活動にも生かされており、外部のコンクールで多数の受賞者を輩出するなど、高い評価を得ています。
2025年春 の大学合格実績を見ると、東京大学(1名)、東京科学大学(2名)を含め、国公立大学・大学校に23名が合格しています。早稲田大学に17名、慶應義塾大学に9名、上智大学に22名と、最難関私立大学の合格実績も上々です。安東先生は「1学年の人数が約140名と考えると、この数は多いのではないでしょうか。本校は学校推薦型選抜・総合型選抜でも結果を残しています。東京科学大学へは2年連続で総合型選抜・学校推薦型選抜で合格者が出ました」と話します。
合格実績が高い理由について、安東先生は「ふりかえりの習慣」に基づく自分軸の確立を挙げました。中高大連携が盛んなことも、生徒の目的意識を育てるのに役立っています。それについては、「現在、東京外国語大学・東京都市大学・上智大学・順天堂大学・津田塾大学・日本女子大学の6大学と連携協定を結んでいます。大学訪問・授業体験では、中1で順天堂大学、中2で津田塾大学と東京都市大学、中3で日本女子大学を訪れます。また、夏期講習の期間中には、中3~高2を対象とした大学模擬講義も実施され、中学時から大学の学びに触れることができますので、今後、さらに進路指導が充実していきます」と述べ、説明会を締めくくりました。
パソコンなどの情報機器も完備された図書情報センター(図書館)には洋書だけで約5000冊が所蔵され、初級者向けから上級向けまで幅広いレベルの内容のものがそろっていています。英語の授業ではBook Reportを書くこともあるそうです
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