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学校説明会レポート
立教池袋中学校
2025年6月10日(火)
キリスト教に基づく人間教育を柱に、「真理を探求する力」と「共に生きる力」を育む
立教学院は、1874年に米国人宣教師ウィリアムズ主教が開いた私塾を起源としています。立教池袋中学校・高等学校は、歴史を感じさせる赤レンガ造りの校舎が立ち並ぶ池袋キャンパスの一角にあり、「キリスト教に基づく人間教育」という建学の精神の下、中高大10年間の一貫連携教育を実践しています。
立教学院共通の教育目標は「テーマを持って真理を探求する力」と「共に生きる力」を育むことです。校長の吉野光先生は「本校ではこの二つを達成すべく、互いに協調して力を結集する人を育てる『リーダーシップ教育』、多様性を尊重する社会のつくり手を育てる『シチズンシップ教育』、世界全体を俯瞰して実社会に貢献できる人を育てる『グローバル教育』の三つを柱に、生きた英語を使う能力と、豊かで的確な日本語を使う能力を磨いていきます」と述べました。
同校は付属校であるため、自分が興味・関心を持った分野を深掘り できる選択授業が豊富です。学校行事も盛んで、多様な分野への扉を開く機会に恵まれています。吉野先生は「生徒たちには、中高6年間の学びと経験を通じて、社会のために自分はどのように貢献できるのかを考えてほしいと願っています」と述べました。
続いて、具体的な教育内容については教頭の原真也先生が説明します。建学の精神に「キリスト教に基づく人間教育」を掲げる同校では、学校生活の基本に「祈り」を据え、毎日の礼拝のほか、「聖書」と「礼拝」の授業をそれぞれ週1時間設けています。礼拝にはテストがなく、成績もつきませんが、感謝の心を持ち続けるための大切な時間です。生徒たちは、秩序やマナーを身につけるとともに、自分を見つめ、日々生かされていることに気づき、卒業生の多くが「振り返ってみると非常に意義のある時間だった」と語るそうです。
教科教育の特色としては、知的好奇心を引き出すための豊富な選択講座が挙げられます。たとえば中学の「選修教科」では、英会話・理科演習からスポーツ・楽器演奏まで学年ごとに約20の講座があり、自分の興味や学習到達度に応じたものを自由に選択できます。「テストも成績の評価もないため、純粋に『自分が何を学びたいか』だけで決められます」と原先生は言います。高2から2年間かけて取り組む「卒業研究論文」では、それぞれが興味のあるテーマを探求し、教員のサポートを受けながら、1万2000字以上にまとめ、完成後にはプレゼンテーションも行います。
学校行事は「仲間と共につくり上げる」校風が息づいています。たとえば4泊5日の校外学習の行き先は、「中3は本州」「高3は本州以外の地域」という決まりはありますが、「何を学習するためにどこに行くのか」は、自分たちで意見を出し合って決め、コース作成委員によるプレゼンテーションを経て、各自が興味のあるコースに参加する仕組みです。
4技能をバランスよく伸ばす英語教育にも定評があります。1クラスを半分に分けて行う少人数授業や、ネイティブスピーカーによる授業などを合わせて週7コマです。スピーチ原稿の作成や発表の機会も多く、英語での発信力を育てます。「アメリカ聖公会」のネットワークを活用したアメリカ各地での青少年キャンプ、英国パブリックスクールのプログラムに参加する英語語学研修、オーストラリア短期留学、進路の決定した高3が対象のギャップイヤー留学など、国際交流の機会も豊富です。
大学と連携したプログラムも魅力です。立教大学の教授による特別授業が受けられるほか、夏休みには中学生を対象に立教大生による英語と数学の特別補習も開講されます。さらに、高3の「立教大学特別聴講生制度」では、大学の講義を受講することができます。成績は大学生と同じ基準で評価されますが、単位を修得すれば高校での修得単位となるだけではなく、立教大学の卒業に必要な単位の一部としても認められます。
JRほか複数路線が乗り入れる「池袋」駅から徒歩10分。全天候型の走路を備えた全面人工芝グラウンド、地下1階・地上4階建てのアリーナ(体育館)、蔵書数約7万冊以上の図書館などを備えた、学習環境はとても充実しています
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