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学校説明会レポート
白百合学園中学校
2025年7月11日(金)
キリスト教に基づく全人教育を実践し
「心のエリート」を育てる
創立144年を迎えた白百合学園は、生徒一人ひとりのかけがえのない個性と能力を豊かに伸ばし、地球社会に貢献できる女性の育成をめざすカトリック系ミッションスクールです。
SAPIX代々木ホールで開催されたこの日の説明会は、サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試分析から始まりました。6年生の9〜12月に4回実施される合格力判定サピックスオープンの平均偏差値が「中間あたりの成績であれば、比較的高い合格可能性が見込まれるでしょう」とのことです。
続いて、校長の青木タマキ先生が、同校の沿革と教育理念について話しました。17世紀のフランスで設立されたシャルトル聖パウロ修道女会を母体とする同校は、キリスト教に基づく全人教育を実践しています。「多感な思春期は、人としての基礎を育てる最良の時期です。真理そのもののイエス様が共に歩み導いてくださることを信じて過ごし、ふだんから生徒たちには『それぞれの“心の世界”を大切にして、校訓である“従順・勤勉・愛徳”の精神を持った“心のエリート”であってほしい』と呼び掛けています」と述べました。
豊かな国際感覚を養い、
世界に開かれて生きることをめざす
具体的な教育内容については、入試広報部長の瀧澤裕子先生が説明しました。日々の学園生活を支えるのは宗教教育です。週1コマの「宗教」の授業、年1回の修養会、さまざまな奉仕活動などを通して祈りの心が育まれます。
創立以来、英語とフランス語の両方を必修とし、豊かな国際感覚を養っていることも大きな特色です。英仏2言語を使った国内外でのさまざまな国際教育プログラム、大学や研究機関などと連携した探究講座、DXハイスクールとしての活動などを通して、探究的な学びを深めています。
教科教育においては、「自分で考えること」「問題を自分で発見し、解決する力を育てること」を目標に、ディスカッションやグループワークを多く取り入れています。きめ細かいサポートができるよう、外国語の授業はすべて少人数のクラスで行います。また、英語は中3から、数学は高1から、国語は高2から習熟度別授業を導入し、それぞれの学力に応じて確実に力が伸ばせるよう配慮しています。課題の提出や小テストを通じて学習内容の定着を図り、遅れ気味な生徒には補習を行うほか、大学入試に向けた夏期講習も開講しています。理科では中学3年間で100種類以上の実験・観察に取り組みます。瀧澤先生は「実験・観察を通して実物を目にすることで得た感動が、生きた知識となります。近年、進路に理系を選ぶ生徒が増えていますが、なかでも医療系に進む者は、命の尊さを実感し感謝して生きるために手助けをしたいという志を持っています」と述べました。
最後に、「伝統を重んじながらも、新しいことに挑戦できる学校です」という在校生のことばが紹介されました。
なお、2026年度より一般入試・帰国生入試ともに面接が廃止となるそうです。詳細は最新の募集要項をご確認ください。
東京都千代田区にあるキャンパスは、都心にありながらも閑静な環境です。「ごきげんよう」のあいさつとお祈りで一日が始まり、一日が終わります
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