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学校説明会レポート
暁星中学校
2025年7月18日(金)
キリスト教に基づく全人教育を実践
各界で活躍する人材を育てる
暁星学園は、フランスのカトリック男子修道会・マリア会の宣教師によって1888年に設立されました。キリスト教の愛の理念に基づく全人教育を実践し、政界・経済界・芸能界など各界で活躍する人材を数多く輩出しています。
医学部への高い合格実績に定評があり、2025年春は国公立大学医学部に12名(現役9名)が合格。私立大学・海外大学と防衛医科大学の医学部を合わせると、合格者はのべ85名(現役39名)に上ります。学校長の髙田裕和先生は、「もちろん進学実績も重要ですが、創立者は『学問の習得だけでなく、人としての在り方をどう学ぶか』を重視し、人格を形成するうえで、周囲の人々と共に成長していく過程を大切にしていました。その思いは137年たった今も受け継がれています」と述べました。
次に、広報企画部長の川奈部智久先生が宗教教育について、「ミサが年に数回行われるほか、宗教の授業が週に1回あります。また、ボランティア活動も盛んです」と説明しました。そして、そうした全人教育によって醸成される「本質へのこだわり」「多様性の尊重」といった校風を「GYOSEI PRIDE」と表現し、在校生や卒業生のさまざまなエピソードを紹介しました。
英語とフランス語の両方が必修
複言語教育で国際感覚を養う
続いて、グローバル教育について説明がありました。中学では英語とフランス語の両方が必修となっており、どちらか一方を第一外国語として選択すると、もう一方は第二外国語として学ぶことになります。第一外国語は週6コマ、第二外国語は週2コマの授業が設定されています。フランス語科の小暮豊先生は、「フランス語を第一外国語に選ぶのは、帰国生や小学校時代に英語学習に力を入れていた生徒が多い」と話します。そして、英語とフランス語を同時に学ぶ意義として、「英語とフランス語は言語系統的に非常に近く、多くの語彙や表現が相互に影響し合っています。この関係性を理解すれば言語を俯瞰(ふかん)してとらえられるようになり、ほかの外国語への理解が深まるのです」と語りました。さらに「複数の言語を学ぶことは、多様な価値観を知るきっかけにもなります」と、同校がめざす国際教育の基盤になっている点も強調しました。
英語については、中学では緩やかなグレード別で授業を行いますが、進度やテストは同一です。家庭学習にも使える英語学習アプリを導入し、リスニング力・スピーキング力を強化しています。高校ではエッセイライティングの授業を年に3回行い、ネイティブ教員による添削指導によって表現力を磨きます。GTEC®やケンブリッジ英検といった検定試験の受検を推奨し、大学受験にも対応できる力をつけていく方針です。
現在、1学年の定員176名のうち、約100名は小学校からの内部進学者です。校名の「暁星」は聖母マリアを表し、講堂の緞帳(どんちょう)にもその姿が描かれています
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