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学校説明会レポート
東海大学付属高輪台高等学校中等部
2025年9月2日(火)
部活動で「人間力」を高め、中高大の一貫教育で社会に貢献できる人材を育成
東海大学付属高輪台高等学校中等部は、港区高輪に位置する東海大学の付属校です。2007年に東海大学付属高輪台高等学校に併設されるかたちで中等部が開校して以来、生徒一人ひとりの夢の実現を手厚く支える中高大10年間の一貫教育を実践しています。
オンラインで開催された説明会の冒頭、中等部募集対策室長の數馬大介先生は、「本校は東海大学の建学の精神に基づき、『徳(思想)・体(体躯)・知(知能)』のバランスの取れた全人教育をめざしています」と語りました。中等部では、「柔軟な思考力」「協調する力」「こころみ力」「あきらめない力」の「四つの力」を育てていこうとしています。このうち「こころみ力」について數馬先生は、「これはチャレンジ精神を指します。生徒には知・体に限界を設けず、さまざまな挑戦をしてほしいのです。チャレンジした結果、失敗しても構いません。最後まであきらめず、『やれば成長できる』という気概を持ち、たくましい目標達成力を培ってもらいたいのです」と話しました。加えて、同校では「あいさつをする」「礼儀正しく振る舞う」「思いやりや感謝の気持ちを、持って行動する」といった「人としての基本」を身につけることも重視しています。一人ひとりの生徒が「大学を卒業した未来」において、どのような人間になっているかを念頭に置いた教育を展開しているのです。
続いて、中等部の生活について紹介がありました。各学年とも1クラス当たり40~44名、2クラス編成という少人数体制で、生徒をきめ細かくサポートするアットホームな雰囲気が特徴です。学校行事は、静岡県で行う2泊3日の新入生オリエンテーション合宿をはじめ、スポーツ大会、水泳実習、合唱祭、写生大会、建学祭(文化祭)、群馬で行う剛健旅行など多彩で、しかも頻繁に開催されています。このような行事を通じて、生徒は人とのかかわり方やものの見方、考え方を自然に学んでいます。
中等部を卒業した後は、ほぼ全員が併設の高等学校に進学します。そして高等学校卒業後は80~90%が東海大学に進みます。10年間の充実した一貫教育体制の下、中高生の段階ではさまざまな体験をより多く積み重ねることが推奨されています。その代表が部活動です。部・同好会への加入率は全学年を平均すると92.9%にのぼります。特に吹奏楽部とダンス部は大会での受賞歴もあるため人気が高く、同校への志望動機にもつながっているそうです。
学習面では、受験を意識した内容ではなく、基礎・基本を徹底する学びを実践しています。大学受験を意識した先取り学習は行わず、知識を定着させるための工夫を凝らした授業が展開されています。すべての授業は教員2人体制のチームティーチングで行います。メインの教員が講義をしている間、サブの教員は教室内を巡回して個別にサポートするかたちです。英会話はクラスを2分割した少人数制で、それぞれのグループで外国人教員と日本人教員によるチームティーチングを行っています。加えて、Tokyo Sightseeing Tour(中1)、English Summer Camp(中2)、オーストラリア海外英語研修旅行(中3)など、英語関連の行事も豊富です。
理数教育にも力を注いでいます。理科の授業で年間20~30回程度の実験を行うのはその表れです。同校は2004年度に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されて依頼、20年以上にわたり理数教育の発展に取り組んできました。2024年度からは、SSH事業において過去の指定校の成果を基に、科学技術人材育成のモデルとなる多様な実践活動を展開・普及する役割を担う「SSH認定枠」に指定されました。
東海大学への内部進学は、原則、希望者全員に推薦が与えられます。①高校3年間の学業成績、②年に1回全付属校で実施される学園基礎学力定着度試験や学園オリンピック(文化部門)の成績、③GTEC®のスコア、生徒会活動や部活動の成果などによってポイントが加算され、その総合成績上位者から順に、希望する学部に振り分けられるとのことです。
※「GTEC」は、株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
JR「さいたま新都心」駅から徒歩14分の場所にある「総合グラウンド」には、サッカー場、野球場、テニスコートなどの施設・設備が充実しています
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