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学校説明会レポート
日出学園中学校
2025年9月6日(土)
アットホームな環境の下、一人ひとりの「やりたいこと」と「夢」をサポート
校訓に「誠(なおく)・明(あかるく)・和(むつまじく)」を掲げる日出学園は、1934年に地元・千葉県市川市在住の有志によってまず幼稚園と小学校が創設されました。開校に向けて中心的な役割を果たした青木要吉は、少人数で温かみのある家庭的な「寺子屋」のような学校づくりをめざしました。このとき培われた、面倒見の良い「私塾」のような校風は現在も受け継がれ、幼稚園から高等学校までの一貫教育を行う総合学園として、豊かな人間力を持った新しい時代を担う人材の育成に努めています。
この日の説明会は、入試広報部部長の石川茂先生によって行われ、最初に同校の教育の柱である「基礎・基本」について紹介されました。先取り学習は数学と英語のみで実施されますが、数学は中3で高校の内容に少し触れる程度です。すべての教科で基礎をしっかりと定着させるため、遅れがみられる生徒に対しては補習を実施するなどして、きめ細かくフォローしています。一方、応用的な内容は通常の授業内では扱わず、必要とする生徒一人ひとりが、授業時間外に、みずから「自分に合う」先生のところに質問に行くというスタイルです。担任であるかどうか、担当教科は何かにとらわれず、また勉強に限らず、どんなことでも気軽に相談できる環境が整っています。
英語教育については、留学などを含めた将来の目標を見据えて、大学生・社会人として必要とされる英語力を身につけるために、「先の先」を想定したカリキュラムを導入しています。たとえば、私学の柔軟性を最大限に生かし、中1から全員がTOEICとTOEFL®を受験します。これは、単に資格を取得することが目的ではありません。それぞれが試験を通じて自分が不足している点を自覚し、改善しようとする意欲を促すことを狙いとしています。
学校行事についても紹介がありました。中1は、入学後間もない時期に学園所有の軽井沢の山荘で2泊3日のオリエンテーション合宿を実施します。6月には中高合同の体育祭を、10月には併設の幼稚園・小学校も含めた学園全体で日出祭(文化祭)を開催し、大いに盛り上がるそうです。修学旅行は中2の春休みに、関西方面に出掛けます。
続いてクラブ活動の紹介がありました。クラブの数は多くはないものの、学校外のクラブチームに所属してがんばっている生徒も多いとのことです。石川先生は「本校では、生徒が夢に向かって挑戦することを歓迎し、応援しています」と語りました。
進路指導は、「自分の行きたい学校・学部を選んで受験・進学する」ことを基本方針としています。石川先生は「夢が定まらないまま指定校推薦で進学すると、自分には合わないと感じても、途中で方向転換できず、後悔するリスクがあります。本校では、大半の生徒が一般受験や総合型選抜で大学受験に臨んでいます」と述べました。実際、指定校推薦を利用する生徒は全体の約6%と、とても少ないそうです。また、芸術系の大学や宝塚音楽学校といった特徴的な進路を選択する者もいます。海外大学への進学や留学を希望する生徒に対しては、優れた指導力を持つネイティブ教員をはじめとした英語科の教員が対応しています。
中学入試については、「6割以上がパターン問題となっているので、過去問で対策してください」とのことです。各教科に基準点はなく、総合点が全体の6割以上であれば合格圏内といえます。石川先生は「8割以上の得点で特待生合格圏内に入ります。入学後も余裕を持って学べるので、ぜひ特待生合格をめざしてください。学校見学は土日祝日を含めていつでも可能です。希望の日時にできるだけ対応しますので、気軽にお問い合わせください」と話し、説明会を締めくくりました。
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同じ敷地内に小学校から高等学校までがある緑豊かなキャンパス。最新の設備がそろう環境の下、生徒たちは学びに、部活動にと、充実した学校生活を送っています
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