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学校説明会レポート
横浜女学院中学校
2025年10月6日(月)
「なりたい自分」を発見し、挑戦を支える多様な教育プログラムを推進
横浜女学院中学校高等学校は「愛と誠」を校訓として、「キリスト教教育」「学習指導」「共生教育」を掲げています。「国際教養クラス」と「アカデミークラス」の2種類のクラスがあり、一人ひとりの個性と才能を伸ばす授業を展開しているのも同校の特色です。
この日の説明会の冒頭、副教頭の鈴木俊典先生は「本校にはたくさんの指定校推薦枠があり、卒業後の進路に関しては安心していただけるはずです。同時に、『行きたい大学』に進学するための十分な学力を育成し、『なりたい自分』を見つけられるプログラムもあります」と述べ、同校の学びの特徴について説明しました。
最初に挙げたのが、国際教養クラスの「CLIL(内容言語統合型学習)」の授業です。鈴木先生は「これは、英語“を”学ぶものではなく、英語“で”学ぶものです。多文化共生や生物多様性、世界平和といったテーマを英語で学習し、他者と協働しながら深く考え、発信するタスク型の授業を展開しています」と言います。海外研修の機会も多く、中3の生徒全員が参加する「ニュージーランド海外セミナー」では、国際教養クラスの生徒は30日間、アカデミークラスの生徒は12日間、ホームステイをしながら現地姉妹校や提携校、語学学校に通います。このほか、希望制のさまざまな海外研修プログラムがあり、来年度からは新たにオーストラリアでの研修も始まる予定です。
教科横断型の授業が豊富なのも特徴です。中3の「理科×美術」の授業では学校生活便利グッズを考案し、コンペで優勝したチームの作品を3Dプリンターで制作したとのことです。こうした学びによって、知識の定着が促され、一つの事柄を多角的に見る視野が広がるそうです。
学習のサポート体制も整っています。中学生は夜7時まで、高校生は8時まで利用できる放課後自習室「Study Garden」があり、そこに常駐する大学生チューターが生徒の質問に対応しています。また、英検®対策など、学習テーマを決めた「ナイト講習」も開講されます。中学入学時には「算数補習」で、算数から数学への移行を支援し、英語と数学では小テストで理解度を確認しながら学習を進めます。これ以外にも、補習や講習、勉強合宿などが多く実施され、生徒の学力をしっかりと育てています。
“自分の軸”を見つけるためのプログラムも充実しています。中1~高2対象の「土曜チャレンジ(通称ドチャレ)」では月1回、生徒が30種類以上の講座から自由に受講して学びます。また、現地を訪れて社会課題に向き合う希望制の「スタディツアー」も人気です。海外プログラムの行き先には今年度からブータンも加わりました。このほか、教室の机と椅子に使用されている木材の産地である宮城県大崎市を訪ねる「鳴子スタディツアー」や、「対馬スタディツアー」での体験も学びへの意欲を高めています。鈴木先生は「本校では、6年間のどこかで、生徒が“学びのスイッチ”を見つけられるよう、さまざまな活動に取り組んでいます」と結びました。
次に、広報委員長の今井智章先生から2026年度入試について説明がありました。主な変更点としては、「1科目入試」「英語資格入試」を新たに導入することが伝えられました。また、複数回受験者の優遇措置として受験回数に応じて加点を行う「加点制度」を導入することも伝えられました。国語または算数の「1科目入試」は計5回の一般入試のうち、2月1日午後、2日午後、3日午後の3回で、アカデミークラスのみを出願の場合に選択できます。
最後に登壇した副校長の鈴木雅子先生は、「本校では、多くの女性のロールモデルに出会えます。試行錯誤を重ねながら、いろいろなことに挑戦できるので、そこでの経験は社会に出てから自分を支える力となるでしょう」と語り、説明会を締めくくりました。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
探究学習にも活用される図書館「メディアセンター」。横浜・山手の丘から富士山を一望できる校舎で、生徒たちは伸び伸びと学校生活を送っています
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