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学校説明会レポート
京華女子中学校
2025年10月16日(木)
多様性に満ちた「3校ワンキャンパス」で「共感力」「グローバル力」「学力」を育成
教育家の磯江潤によって創立された京華学園は、1897年開校の京華尋常中学校、1901年開校の京華商業学校、1909年開校の京華高等女学校の3校体制を堅持しながら、長い歴史を歩んできました。京華高等女学校は戦後に京華女子中学・高等学校となりましたが、その現在のスクールミッションは「知を高め、視野を広げ、共感力をそなえた『21世紀型の賢い女性』を育成する」です。
2024年4月からは、京華中学・高等学校(男子校)、京華商業高等学校(共学校)と同じ文京区白山のキャンパスに移転し、「3校ワンキャンパス」がスタートしました。校舎は別々で、ふだんの授業は女子のみで受けますが、教育的効果があると考えられる活動については、京華中・高や京華商業高の生徒たちと交流をしながら行います。
この日のオンライン説明会では、最初に校長の山中秀樹先生が学校の概要を紹介しました。中学校は1学年が約70名で2クラス編成ですが、高1からは、高校からの入学生を含めて1学年が約150名で3~5クラス編成となります。山中先生は「本校では生徒一人ひとりを『ダイヤモンドの原石』と考え、さまざまなチャレンジを応援しています」と語りました。
同校は「共感力を育てる」「グローバル力を磨く」「学力を高める」の三つを教育の柱としています。「共感力」を育てる取り組みとしては、独自の体験学習「EHD(Empathy, Humanity, Diversity)プログラム」を導入し、他者とつながりながら、個性や可能性を開花させる体験型の学びを実践しています。たとえば、「研究プログラム」では、学年ごとのテーマをもとに、自分で調べたことや考えたことをわかりやすく資料にまとめ、他者に伝えることを意識しながら表現する力の育成をめざします。「キャリアプログラム」では、「研究プログラム」で調べた内容をもとに、社会と自分の将来について考えます。また、キャリアガイダンスでは、さまざまな“人生の先輩”による講演会を実施します。学年の枠を超えて縦割りで行われる「総合ゼミ」では、生徒自身が茶道・華道・ダンス・箏曲・日本舞踊など多彩な講座から受講するものを選択し、専門家の指導の下、稽古を重ねます。その成果は文化祭で発表します。
「グローバル力を磨く」の核となるのは英語力です。それを伸ばすため、中1では週6コマ、中2・3では週7コマの英語の授業が実施されています。また、中学校の全学年で週1コマ、ネイティブ講師による第二外国語(中国語またはフランス語)の授業を必修としている点も特徴です。国際感覚を養う体験型プログラムも豊富で、国内でのイングリッシュキャンプ(中1)、マレーシア・シンガポール研修旅行(中3)などの全員参加型のプログラムのほか、オーストラリア夏季海外研修(中2~高2)、セブ島語学研修(高1・2)、ニュージーランド中・長期留学(高1・2)など希望者対象のプログラムも充実しています。
「学力を高める」取り組みとしては、誰一人取り残さない少人数指導ときめ細かい進路指導を徹底していることが挙げられます。タブレット端末を活用して学習状況を把握し、小テストで理解度を確認。生徒の性格や学習状況、希望進路に応じた指導を行い、成績不振者には放課後にフォローアップゼミ(英語・数学)を実施しています。
2025年度の卒業生122名のうち、国公立大学には8名、GMARCHには28名が合格するなど、大学合格実績も着実に伸びています。2024年6月には、日本女子大学と高大連携に関する協定を締結しました。
最後に、教頭の山口弘子先生から2026年度入試について説明がありました。2科・4科の入試が中心ですが、他にも2月1日午前の「適性検査型入試」、2月2日午前の「2科(英検®利用ベスト2)4科型入試」(英検®取得級を点数化し、その点数と国語・算数の得点の三つのうち、点数の高い二つで判定)、2月3日午後の「2科(得意科目重視型)入試(国語・算数のいずれか得点の高いほうの点数を2倍に換算)があります。また、新たに2月6日午前に「2科(英検®利用ベスト2)入試」が実施される予定です。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
共感力あふれる空間で、仲間と聴き合い、支え合いながら、安心して「失敗」「チャレンジ」を繰り返し、成長することができます
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