- Top
- 学校行事/学校説明会
- 帝京中学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
帝京中学校
2025年11月5日(水)
中学に「インターナショナルクラス」を新設し、将来への視野を広げるコース制を整備
帝京中学校・高等学校は1943年に旧制帝京中学校として、政治家で教育者でもある冲永莊兵衞氏によって創立されました。「正直・礼儀」の校訓の下、「知育・徳育・体育」の三つをバランス良く行い、変化の激しい多様な社会で活躍できる人材の育成をめざしています。
この日のオンライン説明会では、冒頭で、入試広報部長の鈴木斎彦先生 が「帝京には『大学付属』『運動部が盛ん』『男子が多い』というイメージをお持ちの方が多いでしょうが、実際は異なる面もあります。本日の説明会で、学校への印象を少し変えていただければと思います」と述べ、同校の教育内容について説明しました。
中学校には「一貫特進コース」と「一貫進学コース」の2コースがあり、今年度から「一貫進学コース」のなかに新たに「インターナショナルクラス」が開設されました。そして、高校は「特進コース」「進学コース」「インターナショナルコース」「アスリートコース」の4コースに分かれています。このうち「インターナショナルコース」は中学からの内部進学生と高校からの入学生とは高1から混合クラスとなり、「特進コース」は高2で文系・理系に分かれる際に混合クラスとなります。「進学コース」では、中高一貫生と高校からの入学生とは合流しません。
難関大学への現役合格を目標とする「一貫特進コース」はより密度の濃い学習を展開するために少人数制としています。朝読書や朝テストに取り組み、緩やかな先取り学習を行いながら、主体的に学ぶ力を養っています。中3・高1でJAXAをはじめとした茨城県つくば市の施設を訪問する「サイエンスツアー」を実施するのも特色の一つです。鈴木先生は、北海道大学や東京理科大学、さらには国立大学医学部への合格者を輩出したこのコースの2025年の進学実績を紹介したうえで、「高2以降は高校からの入学生と一緒に学び、刺激を受けながら切磋琢磨します。生徒と教員が一丸となり、『チーム特進』として教育活動を進めています」と強調しました。
一方、「一貫進学コース」は、体験学習と探究学習を柱にして、生徒一人ひとりの適性を発見し、可能性を伸ばしていくコースです。中1・2で確かな学力を身につける一方、多様な体験を通して「なりたい自分」を見つけます。中3~高2では、慶應義塾大学との連携講座やキャリア教育プログラムなどを通じて探究の学びを深めていきます。鈴木先生は、具体例として、カナダやモンゴルで実施する「グローバル探究」(中3~高2の希望者対象)や、ビジネスプランを考える「高校生Ring」への参加などを挙げました。
そして、新しく設けられた「インターナショナルクラス」では、高校のインターナショナルコースのメソッドを土台に、英語学習と探究学習の両立をめざしています。英語をツールと位置づけ、6年間の探究プログラム「グローバル・リーダーシップ・プログラム」により、非認知能力を磨きます。また、ネイティブ教員が担任を務め、グループワークやプレゼンテーションに取り組むオールイングリッシュの授業も実施します。中学卒業までにCEFR A2レベル(英検®準2級程度)、高校インターナショナルコースでは高3の1学期までにCEFR B2レベル(英検®準1級程度)に達することが目標とされています。鈴木先生は「インターナショナルクラス1期生となる現中1生は19名です。担任のネイティブ教員は日本語も堪能で、生徒たちと和気あいあいと過ごす姿が見られます。英語がそれほど得意でなくても、ぜひチャレンジしてください」とメッセージを送りました。なお、コースは年度ごとに変更することもできます。
最後に、2026年度の入試について説明がありました。2025年度入試の「1教科入試」が「得意分野評価入試」に変更となり、2月2日午後に実施されます。試験時間は60分で、当日、受験生が国語・算数・理科・社会・英語・作文の6分野から2分野を選択して受験し、その2分野のうち得点の高いほうの分野の得点を2倍にして合否を判定します。詳細については、学校のホームページをご確認ください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
保護者も一緒に参加する「親子体験ツアー」のほか、クラス・学年を超えて交流する「サマーキャンプ」や、勉強合宿「スタディーキャンプ」などが実施されます
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎













