- Top
- 学校行事/学校説明会
- 東京都立三鷹中等教育学校:学校説明会レポート
学校説明会レポート
東京都立三鷹中等教育学校
2025年10月15日(水)
人間性を重視した教育で
社会的リーダーに必要な力を培う
東京都立三鷹中等教育学校は、2010年に都立三鷹高等学校を中高一貫校に改組して開校しました。「思いやりと人間愛をもった社会的リーダーの育成」を基本理念に掲げ、特に人間性の育成を重視しています。将来の予測が困難なVUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性)の時代を生き抜くための土台を築く教育に力を入れています。
この日のオンライン説明会では、最初に、生徒たちが手がけたコンセプトムービーが上映されました。続いて、副校長の小美野清一先生が登壇し、同校で6年間を過ごすことの意義について語りました。「思考力・論理性・表現力を問う適性検査によって発想が豊かな生徒が集まる本校では、多様性を認め合える人間性が育ちます。東京都からの手厚い支援により、ICTの導入が進み、ソフト面も充実しています。国際理解教育や探究活動などの研究指定校となっていることも、充実した教育の提供につながっています」と話しました。
また、理数教育や英語教育などに特化し過ぎないよう、さまざまなプログラムを展開しているため、文系・理系を問わず多様な体験ができる環境になっています。生徒たちは徐々に自分に合った道を見つけて深く学ぶことができ、その成果は進学先の多様さにも表れているそうです。
国際理解教育を推進し
グローバルな視野を育てる
続いて、小美野先生は特色ある教育活動について説明しました。同校では、グローバルな視野の育成をめざし、国際理解教育を推進しています。東京都教育委員会から「GE-NET20」※の指定を受けており、海外ボランティア研修や海外派遣研修、姉妹校とのオンライン国際交流、校内留学などの機会が豊富です。このような充実した学びを通して、生徒たちは英語をコミュニケーションツールの一つとしてとらえ、言語の壁を意識することなく積極的に交流するようになるそうです。
「探究学習」では、6年間を各2年の3ステージに分け、体験と発表を組み合わせた活動に取り組みます。論理的思考力や豊かな感性を育てるのが狙いです。また、「文化科学」などの独自の科目を設けています。たとえば、国語で取り上げた題材を、美術で絵にするなど、教科横断型の学びも導入されています。
部活動や学校行事も活発で、この日は動画を交えながら合唱祭や文化祭の様子が紹介されました。行事は6学年合同で行われ、生徒が主体となって企画から運営までを担うとのことです。夏休みに体験会を行うクラブがあるほか、9月の文化祭も一般公開されており、例年7000人もの来場者があります。小美野先生は「土曜授業は年間18回実施しており、これもすべて公開されています。機会があればぜひご来校いただき、生徒のふだんの様子や学校の雰囲気を体感してください」と述べ、説明会を締めくくりました。
※GE-NET20…東京都教育委員会がグローバル人材育成のため、先進的な教育活動を推進する都立高校などを指定する事業「Global Education Network 20」の略称。
1~3年生には、校内の厨房で手作りされた給食が提供されています。地元の食材を使用した家庭的な味で、生徒にも好評だそうです
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎













