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学校説明会レポート
お茶の水女子大学附属中学校
2025年10月22日(水)
お茶の水女子大学の附属校として
「自主」の精神を尊重
お茶の水女子大学附属中学校は、1882年創立の東京女子師範学校附属高等女学校を前身とする国立中学校です。戦後の学制改革により高等女学校は、男女共学の新制中学校と女子のみの新制高等学校に分かれました。
SAPIX代々木ホールで開催された説明会では、副校長の宗我部義則先生が教育内容を紹介しました。文京区大塚にある緑豊かなキャンパスには、保育施設・幼稚園・小学校から高校・大学・大学院までがあります。これら附属学校・園の関係性について、宗我部先生は「いわゆる一貫校ではありません。共通する教育の柱として『自主』の精神を掲げ、緊密に連携を取りながらも、それぞれが独自に教育課程を編成し、実施しています」と説明しました。
同校は、学校教育の場であるとともに、国立大学法人附属の学校として、新しい教育の在り方を研究する役割も担っています。2025年度からは「教科を超えた学習語彙とその実践的な活用の支援」の研究開発学校として、文部科学省の指定を受けています。また、生徒の「自主研究」を対象とした教育研究には40年以上にわたって取り組んでいます。「自主研究とは、自分で課題を設定し、試行錯誤しながら追究し、その成果を工夫して発表するというものです。生徒たちは『寝相の悪さは改善できるのか』など、思い思いのテーマに取り組んでいます」と宗我部先生は話します。
さまざまな体験を重ねながら
多様な人々が共生する社会で生きる力をつける
生徒たちは、理科はもちろん、あらゆる教科で自分の手を動かし、試行錯誤しながら学びます。「なぜ」という問いを発し、みずから答えを見つけ出す経験を重ね、「科学的・論理的思考力」を伸ばしていきます。
また、さまざまな立場や考え方を学び、多様な人々とコミュニケーションする機会を通じて「グローバルな視座」を身につけていきます。語学教育はその一環で、英語漬けで過ごすグローバルキャンプや留学生との交流などさまざまなプログラムがあり、生徒たちは楽しみながら英語に触れています。
学校行事や学級活動は、他者を受け入れながら主体的に活動することが重視されており、「あたたかく深い人間力」を醸成する機会となっています。
そんな同校の魅力について、宗我部先生は「生き生きと学ぶ生徒たちと、楽しく、力のつく授業を展開する専門性の高い教員たちがいちばんの自慢です」とまとめました。
1学年の人数は附属小からの進学者を含め、女子約80名、男子約40名です。中学卒業後は、例年、女子の7~8割が連絡進学制度を利用し、お茶の水女子大学附属高等学校に進みます。男子生徒や連絡進学制度を利用しない女子生徒は他校を受験します。
3面のマルチスクリーンが設置されたスマートクラスルームのほか、人工芝の中庭、テニス用のオムニコートなどがあります
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