受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 武蔵中学校

1月の敗者 2月の勝者

 2月3日の昼、武蔵の公式サイトで合格発表を確認した瞬間のことは一生忘れません。画面いっぱいに広がる桜とともに「合格おめでとう」という文字が現れたとき、これまでの苦労がすべて報われたと感じました。

 しかし、僕の体験した受験は決して順風満帆ではありませんでした。1月10日に受験した栄東中学校では、残念ながら不合格。自分では自信があっただけに、最初は結果を疑ってしまうほどショックでした。けれど、この1月の不合格が、僕にとっては「合格」以上に価値のあるものに変わったのです。

 大事なのは、不合格という結果をどう乗り越え、どうやって努力の源にするかだと思います。僕の場合、不合格を突きつけられたことで、努力しようと思いました。1月受験は、たとえ本番であっても練習にすぎないので、本番までの残り数週間を受験生活で一番努力する時間に変えました。

 たかが1~2週間と普段通りに過ごしてはいけません。合格だろうと不合格だろうと、普段の2~3倍の勉強量をこなすくらいの気迫で机に向かってください。その必死な追い込みが、最後に合否を分けるのだと思います。

 これから武蔵を目指す皆さんに、いくつかアドバイスを送ります。

 まず、武蔵の会場はかなり冷え込みます。カイロなどの防寒対策は万全にしてください。また、試験の合間に素早く糖分を補給できるゼリー飲料などを持って行くのがおすすめです。試験前は好きなものを食べて、リラックスしましょう。武蔵の袋問題は独特で袋の中に入っているものをよく観察して、利点や特徴を見極めることが大事です。理科では、袋問題を解く時間ができるよう時間配分に気をつけましょう。そして最も大切なのは、一つの試験が終わったらその結果に一喜一憂せず、すぐに次の試験に全力で挑むことです。

 不合格になっても、それはあなたの力になります。

 武蔵のヤギ小屋の前で待ってます!