受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

学ぶ楽しさを実感しながら
社会課題を解決できる
理工系スペシャリストをめざす

芝浦工業大学附属中学高等学校 校長 柴田 邦夫 先生

ものづくり授業やキャリア教育
フルに生かされる大学連携教育

キャプションあり
上/創立100周年を記念して蒸気機関車を保存展示しています
下/校内の「しばうら鉄道工学ギャラリー」は受験生にも大人気

谷口 先ほど大学の先生を招いて実験を行うというお話がありました。芝浦工業大学との連携はさまざまな形で行われていると思いますが、ほかにはどのようなプログラムがあるのでしょうか。

柴田 本校では「工学わくわく講座」といって、中1の段階から大学で講義を受ける機会を設けています。たとえば、パスタを使って橋をつくる講座では、強度の高い橋にするために設計図から自分でつくり、誰の橋が最も強度があるかを競います。中2では「ロボット講座」があり、教育用ロボット「ビートル」を1人1台完成させます。中3でも「ものづくり講座」があります。

神田 大学との連携はキャリア教育においてもかなり積極的に行われていますね。

柴田 大学見学については本校の生徒用に組まれた特別プログラムがあり、分野別説明会や研究室訪問などで学部・学科の内容を知ることができます。また高2では「理系講座」があり、芝浦工業大学の全学部全学科の教授陣による2コマ連続の専門講義を受けることができます。いくつでも受講できるので、興味がある分野について比較検討すれば、最適な進路を見いだすことができます。

神田 全学科とはすごいですね。似た名称の学科も多いですから、そうした講義を受けると違いがわかって選びやすいのではないでしょうか。入学後のミスマッチが非常に少ないのもうなずけます。「女子生徒のためのキャリア懇談会」もありますね。大学ではやはり女子の比率を増やしたいという考えがあるのでしょうか。

柴田 芝浦工業大学は2027年に創立100周年を迎えるのですが、それまでに女子学生の比率を30%以上にすることを目標にしています。本校としても大学に多くの女子生徒を送りたいという思いがあり、小学生を対象とした女子受験生向けの説明会も行っています。その際は芝浦工業大学の女子学生にも話をしてもらいます。女子の生徒数はまだ多くはありませんが、みんながんばっていますよ。先日は工作技術研究部の女子チームが、燃費を競う「Hondaエコマイレッジチャレンジ2024」で3位になりました。

神田 電子技術研究部も「ロボカップ」の世界大会に出場して、2023年には男女混合チームが優勝していますね。すばらしいです。

柴田 電子技術研究部は、2年連続で世界大会に出場しています。そのほかの生徒たちもいろいろな大会にチャレンジしていて、良い成績を収めています。

25年3月号 さぴあインタビュー/全国版:
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