受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

生徒の自己実現を応援し
社会に出てから役立つ
専門性を育む学びを大切に

学校法人 須磨学園 須磨学園高等学校・中学校/夙川中学校・高等学校

学校法人 須磨学園
理事長 中学校長 西 泰子 先生/

夙川高等学校
校長 土屋 博文 先生

学校指定のスマホを支給し
スピーキングの練習にも活用

聞き手1
サピックス小学部
三宮校校舎責任者
石原 達也

石原 教育プログラムは、須磨学園高・中と夙川で同じと考えていいでしょうか。

西 いいと思います。両校ともAとBの2コース制で、Aコースは難関国公立大学を、Bコースは最難関国公立大学をめざします。すべての学習の基本は授業であり、毎回、必ず確認テストを行って生徒の理解度をチェックし、つまずきなどを放置することなくフォローアップすることが可能になっています。さらに、放課後には、希望制の特別講座のほか、「9時学」と称した夜の9時まで自習室を開放する(利用は保護者の承認が必要)取り組みも実施しています。

 また、須磨学園高・中では2010年から、制服のように、学校指定の携帯電話を「制携帯」として生徒全員に持たせていますが、夙川でも同様に「制携帯」を導入しています。本校では、禁止するのではなく、正しい使い方をきちんと教え、ルールや危険性を認識させたうえで活用しようと考えました。

野口 どのような使い方をされているのですか。

西 携帯電話としての一般的な使い方に加え、独自のアプリなどをインストールしてさまざまな使い方をしています。たとえば、アンケート調査と集計ができるシステムを活用したり、グループウェアにアクセスして、そこでいろいろな情報を共有したりしています。また、英語のリスニング教材を配信したり、スピーキングのエクササイズに活用したりもしています。音声認識システムを使って、英会話の練習もしていますが、発音の採点もしてくれるので、生徒たちは楽しみながら繰り返し取り組んでいます。

須磨学園高・中
キャプションあり
上/両校とも中2でアジア、中3でアメリカ、高1でヨーロッパを訪れます。中高6年間での研修旅行は国内外合わせて約80日間にも及びます 下/例年10月に開催される体育祭。学年縦割りで6色の団に分かれ、生徒主体で進められます

野口 行事や研修旅行などの内容も、両校で同じなのでしょうか。

西 内容は同じですが、一緒に行うわけではありません。ただし、希望者を対象とする短期留学は、須磨と夙川の生徒が一緒に行きます。行き先は、アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学、イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学、カナダのブリティッシュコロンビア大学などです。クラブ活動は別々ですが、夙川にはプールがないので、水泳部だけは須磨で一緒に練習しています。

石原 国内外の研修旅行には、どのようなものがあるのですか。

西 全員参加の海外研修旅行が中高6年間で3回あり、各回でテーマを設けて実施しています。行き先は、中2がアジア、中3がアメリカ、高1がヨーロッパで、現地では本物に触れることを目的に、歴史的な意味のある場所などを回るほか、最先端の企業や大学も訪問します。また、現地校との交流では、日本について英語でプレゼンテーションをします。こうした海外研修だけでなく、アクティビティーを通じてネイティブスピーカーと英語でやり取りするイングリッシュキャンプ(中1)や、グローバルスタディーズプログラム(高1)などもあり、海外からの留学生も受け入れているので、英語を話す機会は多いです。国内で行う研修旅行も合わせると、研修旅行は6年間で約80日間にも及びます。

25年6月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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