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詳しく1 高市早苗自民党総裁が首相に

何が起こったの？

• 自民党の前の総裁で、前の首相でもあった石破茂氏は、7月20日の参議院議員通常選挙で与党が過半数割れしたことの責任を取るかっこうで、9月7日、総裁も首相も辞めると表明。それを受けて自民党総裁選挙が10月4日に行われ、高市早苗氏が第29代の総裁に選ばれました。女性総裁の誕生は初めてです。
• 1999年から自民党と連立を組んできた公明党は、自民党の「政治とカネ」の問題への対応が不十分だとして、連立を離脱することにしました。
• 自民党は衆議院でも参議院でも議席が過半数に届いていないため、引き続き政権を維持するには公明党に代わって連立を組む政党を探さなければなりませんでした。複数の政党と話し合いをした結果、10月20日、日本維新の会と連立を組み、日本維新の会の議員は、首相指名選挙では高市総裁に投票することで合意。21日の臨時国会で高市総裁が第104代の首相に選ばれました。女性の首相も憲政史上初です。

首相指名選挙とは？

• 議院内閣制の日本では、首相は国会議員のなかから選ばれます。衆議院・参議院でそれぞれ投票が行われるのですが、選ばれるためには両院とも投票総数の過半数の票を獲得することが必要です。
• 今回、衆議院では1回目の投票で高市氏が過半数を獲得しました。しかし、参議院では過半数に満たなかったため、2番目に票を集めた立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票に。高市氏がより多くの票を獲得し、首相に指名されました。

高市早苗氏とは？

• 1961年、奈良県生まれ。1984年、神戸大学経営学部卒業。1993年、奈良県の選挙区から衆議院議員総選挙に立候補し初当選。総務大臣、経済安全保障担当大臣などを歴任しました。

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詳しく2 坂口志文氏、北川進氏へのノーベル賞授与が決定