さぴあニュースバンク
11月の主な出来事 ちょっと詳しく知っておこう
-
6木
社会クマによる人身被害が相次いでいることを受けて、国の関係省庁が対策連絡会議を開いた。2025年度上半期(4〜9月)の死者は13人で、過去最悪であることが報告された。
-
11火
災害政府は気象庁が発表する注意報や警報などの「防災気象情報」をよりわかりやすくすることを決めたと発表した。2026年の梅雨の時期からの運用開始をめざす。
-
17月
国際アメリカのトランプ大統領が示した、中東にあるパレスチナ自治区のガザ地区の和平計画について、国連安全保障理事会(安保理)はそれを支持するという決議を15の理事国のうち13か国の賛成により採択した。五つの常任理事国のうち、ロシアと中国(中華人民共和国)は棄権した。安保理の決議には必ず守らなければならないという法的な力があるが、各国の協力が得られるかどうかは見通せず、恒久的な和平への道筋は不透明。
-
18火
災害大分市佐賀関で、この日の夕方に大規模な火災が発生した。
-
22土
もっと詳しく環境11月10日(日本時間同日)からブラジル北部のベレンで開かれていた国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が、会期を1日延長してこの日(日本時間23日)に閉幕した。
1参照 -
26水
もっと詳しくスポーツ耳が聞こえない・聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック(第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025)」が、11月15日からこの日まで開催された。
2参照
ちょっと詳しく1
クマの被害にあっているのは山に入った人ばかりではありません。事故の7割以上は市街地や人家の周辺などで発生しています。その要因の一つとして、餌となるドングリが大凶作だからだという見方がありますが、地方の過疎化と高齢化により、クマの活動範囲が広がっているのではないかという見方もあります。
ちょっと詳しく2
今回の決定により、洪水、大雨、土砂災害、高潮のリスクが高まったときに出す「特別警報」や「警報」に、危険度によって1から5までのレベルをつけることになりました。特別警報と警報の間に「危険警報」を設け、特別警報をレベル5、危険警報をレベル4、警報をレベル3、「注意報」をレベル2とすることになったのです。
ちょっと詳しく3
総務省消防庁は住宅など約170棟が燃え、焼失面積は東京ドーム約1個分に相当する約4万8900㎡だったこと、死者が1人出たことを発表しています(大分市は11月27日、焼損した建物は182棟と発表)。火災の発生当時、大分県には強風注意報が出ていたうえ、佐賀関では火災発生までの10日間に雨がほとんど降っておらず乾燥していました。こうしたことから強風による飛び火などによって、火災が一気に拡大した可能性があるとみられています。
もっと
詳しく1
ブラジルでCOP30を開催
COP30って?
- 1992年、地球温暖化などについて話し合う国連環境開発会議(地球サミット)がブラジルのリオデジャネイロで開かれ、「気候変動枠組み条約」が採択されました。
- 現在、約200の国とEU(ヨーロッパ連合)がこの条約を批准しており、各代表が1年に1度集まって会議を開いています。この会議を「COP」といいます。
- 今年はブラジル北部のベレンで開かれたのですが、30回目であるため、COP30と呼ばれています。
地球温暖化とは?
- 二酸化炭素(CO₂)などの「温室効果ガス」の大気中での割合が増えると、気温が上昇します。これが地球温暖化です。
- 地球温暖化が進むと、世界中で猛暑や干ばつ、それに伴う山火事、台風やハリケーンによる大規模な風水害などが発生し、深刻な被害が出るようになります。また、南極などの氷が溶けて海面が大幅に上昇するため、オセアニアの島国ツバルのように海抜が低い国や地域では国土が水没する恐れすら出てきています。
COP30のポイントは?
●エネルギー起源(火力発電など)CO₂排出量の国別割合
(2022年)
(環境省の資料より)
- 温室効果ガスの排出量を減らすには、石炭や石油などの化石燃料をできるだけ使わないようにすることが重要です。そこで、COP30ではそうするための工程表の作成を目標としていました。しかし、サウジアラビアなどの産油国の反対もあり、合意には至りませんでした。
●エネルギー起源(火力発電など)CO₂排出量の国別割合(2022年)(環境省の資料より)
地球温暖化に対して何ができるかな?
1人ひとりができることは小さくても、大勢の人が心がければ温室効果ガスを減らすことは可能です。何ができるか、友だちや家族で話し合ってみましょう。
もっと
詳しく2
「デフリンピック」が日本で初開催
デフリンピックとは?
- 耳が聞こえない・聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会で、1924年にフランスで始まりました。
- オリンピック、パラリンピックと同じく4年に1度、夏と冬の大会が開催されます。日本での開催は夏・冬を通じて今回が初めて。
- 「デフ(Deaf)」は英語で「耳が聞こえない」という意味です。
東京2025デフリンピックのあらましは?
- 11月15日から26日まで、東京都を中心に、福島県(サッカー)と静岡県(自転車競技)でも行われました。
- 70以上の国や地域から、約3000人の選手が来日し、21の競技で熱戦が繰り広げられました。
競技の特徴は?
- 陸上ではランプでスタートを合図したり、サッカーでは審判が笛に加えて旗でも合図をしたりするなど、音が聞こえなくても競技がしやすいよう工夫されています。
- オリンピック、パラリンピックにはない競技としてボウリング、オリエンテーリングがあります。
耳が聞こえない・聞こえにくいことの大変さを実感してみよう!
体のバランスを取るとき、人は主に目、耳、筋肉を使います。音が聞こえれば、目を閉じて片足で立つことはそれほど難しくないでしょう。しかし、耳をふさいで音が聞こえない状態にするとどうなると思いますか。すぐに片足では立てなくなるはずです。この機会にそうしたことも知っておくとよいでしょう。
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎














