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さぴあニュースバンク

2026年5月号から転載

時事問題に強くなろう!
2026年3月

3月の主な出来事 ちょっと詳しく知っておこう

  • 1

    国際

    イラン・イスラム共和国放送(国営)などイランのメディアはこの日、前日から始まったアメリカとイスラエルの攻撃により、同国の最高指導者ハメネイ師が死亡したと報じた。

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  • 9

    国際

    イランのメディアは、ハメネイ師の後継者の最高指導者として、ハメネイ師の次男のモジタバ師が選ばれたと報じた。

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  • 11

    災害

    避難後の災害関連死を含め、死者・行方不明者が2万2000人以上に上った東日本大震災からこの日で15年。追悼式典が各地で開かれた。

    ちょっと詳しく1

    2011年3月11日、東北地方の三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生し、広い地域が巨大津波に襲われました。東京電力福島第一原子力発電所ではその津波の影響で重大な事故が起こり、大量の放射性物質が外に漏れました。放射性物質から出る放射線をたくさん浴びると死亡することもあるため、福島県には住民が避難先からいまだに戻れない区域があります。

  • 14

    社会

    JR東日本は運賃を値上げした。消費税率が引き上げられたときやバリアフリー料金が加算されたときを除くと、1987年の会社設立以来、初めて。

  • 15

    スポーツ

    3月6日(現地時間)にイタリア北部で開幕した2026年ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックが閉幕した。

    ちょっと詳しく2

    パラリンピックは障害者スポーツの世界的な大会で、冬季も夏季もオリンピックの終了後に必ず同じ都市で開かれます。国際パラリンピック委員会によると、今回は55の国・地域から611人の選手が参加し、6競技・79種目で熱戦が展開されました。日本が獲得したメダルは銀3個、銅1個です。今回はウクライナに侵攻を続けるロシアと、ロシアの同盟国のベラルーシに対して、国の代表としての参加が容認されたため、これに反発したウクライナ、チェコなど7か国が開会式への参加をボイコットしました。

  • 17

    環境

    環境省は絶滅の恐れがある野生動物をまとめた「レッドリスト」の改訂版を発表した。

    ちょっと詳しく3

    今回、改訂された「レッドリスト」の対象は鳥類、爬虫類・両生類で、前回2020年版から増えた絶滅危惧種は鳥類が10種(計108種)、爬虫類・両生類が12種(計96種)です。新たに絶滅危惧種とされたのは、秋から春にかけて日本全国で観察される渡り鳥のハマシギ、本州などに生息する日本固有種のニホンイシガメなど。逆に、国の特別天然記念物のタンチョウ、鹿児島県奄美大島などにいるアマミヤマシギは、保全活動の成果として絶滅の恐れが低下したと評価され、絶滅危惧種から外れました。

  • 19

    政治

    高市早苗首相はアメリカの首都ワシントンD.C.にあるホワイトハウスでトランプ大統領と首脳会談を行った。

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アメリカとイスラエルがイランを攻撃

何が起こったの?

  • 2月28日、アメリカとイスラエルはイランへの大規模な攻撃を始めました。
  • イランのメディアは3月1日、この攻撃により、同国の最高指導者で、イスラム教の宗教法学者であるハメネイ師が死亡したと報じました。
  • イランは報復として、イスラエルのほか、湾岸諸国にあるアメリカ軍基地や石油関連施設を攻撃。さらに、世界の原油タンカーの2割以上が通過する海上エネルギー輸送の重要拠点であるホルムズ海峡を通ろうとする船舶は焼き払うと宣言し、事実上の封鎖状態となりました。日本が輸入している原油の9割以上は中東産で、その多くがホルムズ海峡を通っています。こうしたことから、原油価格が急騰。物価も上がり、世界は混乱に陥っています。
  • 日本では、戦争など万一の場合に備えて石油を蓄えておく「民間備蓄」と「国家備蓄」を放出する事態になりました。

背景にあるのは?

  • イランの核開発問題です。国際社会は核兵器につながる可能性を懸念し、国連やアメリカは制裁によって圧力をかけました。2015年には核開発を制限する代わりに制裁を緩和する「イラン核合意」を結びました。しかし、2018年にはトランプ大統領が離脱を表明。イランは核開発を再び加速させたとみられます。トランプ大統領は話し合いでは解決できないと考え、イランと対立するイスラエルとともに攻撃を始めたとみられています。

世界の反応は?

  • イランの核開発問題は本来なら国連の枠組みのなかで解決されるべきことです。国連を無視してアメリカとイスラエルが攻撃に踏み切ったことは、国同士の秩序を守るためのルールである国際法に反するという声も出ています。

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高市早苗首相がアメリカでトランプ大統領と首脳会談

首脳会談とは?

  • 国と国とのトップが話し合うこと。通常、2国間に関することだけでなく、世界の政治・経済動向などについても意見を交換します。
  • 高市首相とアメリカのトランプ大統領との首脳会談は、トランプ大統領が2025年10月27日に来日し、その翌日の28日に行って以来、2回目。

今回の会談のポイントは?

  • まず焦点となったのは緊迫する中東情勢でした。高市首相はイランによる周辺国への攻撃やホルムズ海峡の事実上の封鎖を日本も非難していると説明。「どんな支援を日本に期待するか」と記者団に問われたトランプ大統領は「役割を果たすことだ」と返答しました。
  • 会談後、高市首相は「日本の法律の範囲内でできることと、できないことがあるので、詳細に説明した」と述べましたが、自衛隊の派遣を求められたかどうかは答えませんでした。
  • そのほか、次のようなことが話し合われました。
    • 小型原子力発電所や天然ガス発電施設の建設など、アメリカ産エネルギーの生産拡大に日本が協力すること。
    • 日本の最東端に位置する南鳥島周辺の海底にあるレアアース(希土類)などの重要鉱物を共同で開発すること。
    • 中国や北朝鮮に対して緊密に連携して対処すること。