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さぴあニュースバンク

2026年8月号から転載

時事問題に強くなろう!
2026年6月

6月の主な出来事 ちょっと詳しく知っておこう

  • 3

    社会

    厚生労働省は2025年の人口動態統計(概数)を発表した。それによると、国内で生まれた日本人の子どもの数(出生数)は約67万1200人で、2024年に引き続いて70万人を下回ったことがわかった。

    もっと詳しく 1 参照
  • 6

    文化

    日本が世界文化遺産への登録をめざしている「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)が「登録が適当」と勧告したと文化庁が発表した。登録は7月に韓国で開かれる世界遺産委員会で最終的に決まる。

  • 11

    スポーツ

    アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共同開催される、サッカーの世界的な祭典・2026FIFAワールドカップが開幕した。決勝は7月19日に行われる。

  • 12

    科学

    日本の基幹ロケット「H3」6号機がこの日の午前9時53分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。搭載されていた小型衛星6基を軌道に投入し、打ち上げは成功した。

    ちょっと詳しく1

    主エンジンと補助ブースターの数の違いにより、H3には三つの形態があります。そのなかで、液体燃料の主エンジン3、固体燃料の補助ブースター0の形態による打ち上げが成功したのは今回が初めて。衛星打ち上げの受注競争が激しくなっていますが、衛星の重さなどに合わせて三つのタイプからロケットを選べるようになったわけで、H3の国際競争力の強化につながるものと期待されています。

  • 15

    国際

    2月28日にアメリカとイスラエルがイランに先制攻撃をして以来、戦闘状態にあったアメリカとイランが、戦闘終結に向けた覚書に合意したことが発表された。

    ちょっと詳しく2

    アメリカが17日にその内容を発表した戦闘終結に向けた覚書には、イランに事実上封鎖され、原油タンカーが自由に通航できなくなったホルムズ海峡の開放などが記されています。ホルムズ海峡は世界の原油タンカーの2割以上が通過する海上エネルギー輸送の要所です。ここが戦闘開始前と同じ条件で開放されるなら、原油価格が高騰し、物価も急激に上がって大混乱している世界経済の回復に一定のめどがつくといえますが、協議がスムーズに進むかどうかは見通せません。

  • 国際

    この日から17日まで、フランス東部のエビアンでG7サミット(主要7か国首脳会議)が開催された。

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  • 16

    経済

    日本銀行が政策金利を0.75%ほどから1.00%ほどに引き上げると発表した。

    ちょっと詳しく3

    政策金利とはお金を発行する中央銀行(日本では日本銀行)が金融に関する政策を実行するときの基準にするもの。今回の引き上げは物価の上昇に備えた対応で、約31年ぶりの高い水準になりました。金利が上がると銀行預金の利息が増えるというメリットがありますが、家を買うときに借りる住宅ローンの返済額が増えるなどのデメリットもあります。

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出生数が10年連続して過去最少を更新

少子化の現状は?

  • 厚生労働省では日本人の出生・死亡・結婚・離婚などに関する統計を毎年発表しています。これを人口動態統計といいます。
  • 今回の大きな注目点は、まず国内で生まれた日本人の子どもの数が2年連続で70万人を下回り、10年連続で過去最少を更新したこと。前年より約1万5000人減りました。統計が残る1899年以降で過去最少でもあります。

合計特殊出生率とは?

  • もう一つの注目点は、合計特殊出生率(1人の女性が一生涯に産むと見込まれる子どもの数)が1.14と、こちらも統計が残る1947年以降で過去最低となったことです。前年は1.15でした。
  • その国や地域の人口を維持するのに必要な合計特殊出生率は2.07程度とされます。都道府県で最低は東京都の0.96で、前年と同じでした。しかし、都内で生まれた日本人の子どもの数は約8万5000人と、10年ぶりに増えました(約1%増)。

少子化の影響は?

  • 将来的に働く人が減るため、人手不足が進み、経済成長が鈍くなるおそれがあります。
  • 医療や介護、年金などの社会保障制度は主に働く人が納める社会保険料で支えられているため、制度を保つのが難しくなる可能性があります。

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フランスでG7サミットが開催

G7サミットとは?

  • G7とはGroup of Sevenの略で、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの主要7か国のこと。サミットとは「山の頂上」という意味の英語です。
  • これらの国々の首脳(首相や大統領)に加え、EU(ヨーロッパ連合)のリーダーが1年に1度集まり、世界の政治問題や経済問題などを話し合う会議がG7サミット(主要7か国首脳会議)です。招待国や国際機関が参加することもあります。
  • メンバー国は7年に1度、順番に議長国を務めることになっています。今年はフランスでした。開催地のエビアンはスイスとの国境近くにあり、世界的に有名なミネラルウオーターの採水地として知られています。

2026年のG7サミットは?

  • 主な議題はイラン情勢を安定させるために協力することや、ウクライナへの支援を継続することなど。会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も参加しました。
  • 会議では、ホルムズ海峡を原油タンカーなどが制約や通航料なく通れるようにすること、イランがけっして核兵器を手に入れないようにすることなどが確認されました。
  • ただし、会議の成果をまとめた首脳宣言を出すことは2年連続で見送られました。アメリカのトランプ大統領とほかの首脳との意見が合わないためです。その代わり、ウクライナ情勢、レアアースなど重要鉱物のサプライチェーン強化など分野別に共同声明が採択されました。