学校説明会レポート
中村中学校
2026年7月3日(金)
明るく伸びやかな校風の下、新スクールミッション「5C」を備えた女性を育成
建学の精神に「機に応じて活動できる女性の育成」を掲げる中村中学校・高等学校は、創立117年の伝統を持つ女子校です。校訓は「清く、直(なお)く、明るく」。生活目標は「わがままをおさえる、ひとに迷惑をかけない、ひとに親切をつくす」です。そして、校是「健康第一」を人格形成の柱とし、女子の特性を生かした自由な校風の下、未来に輝く女性の育成に取り組んでいます。
オンラインで行われたこの日の説明会は、入学対策部部長の野志尚美先生のあいさつと学校紹介から始まりました。同校は、東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅から徒歩3分、清澄庭園が目の前にある緑豊かな環境に立地しています。中学入学時のクラス分けは、入試方式や成績に拠ることなく、フラットに実施。数学・英語のみ習熟度別授業を行い、高校では「先進」「探究」「国際」の3コースに分かれます。
続いて紹介されたのが、3年前に理念をブラッシュアップして策定した新スクールミッション「5C(ファイブカラット)を持ち合わせた女性の育成」です。5Cは、対話を通じて合意形成する「Communication」、相手の立場に立って考える「Care」、積極的に物事にかかわる「Commitment」、あきらめずに挑戦する「Challenge」、物事の意義を見いだす「Curiosity」の頭文字を取ったもので、卒業までに身につけることをめざしています。
教育活動では、EQ(心の知能指数)を土台に、「認知型学力」と「非認知型智力」をバランス良く育むことを重視しています。認知型学力は、「論理的に考える力」「俯瞰して見る力」「ものごとの本質を追究する力」「英語を使いこなす力」「最適解をひねり出す力」を指し、非認知型智力は「地球規模で考え、足元から行動する」「人と上手な関係を築く」など五つの力を意味します。この二つを支えるEQは、「自分や他者の気持ちを正しく読み取る」「その場にふさわしい感情をつくり出す」「感情の原因を考える」「状況に応じて軌道修正する」の4点で構成されると説明しました。
野志先生は、女子校のメリットとして「異性がいない分、自分を出しやすい」「女子同士の関係を調整する力が身につく」ことを挙げました。生徒からも「素の自分が出せる」「趣味の合う友だちが見つけやすい」といった声が寄せられているそうです。
現役大学進学率は、ここ4年、90%前後で推移しています。2026年3月の卒業生のうち53.0%が日東駒専以上の大学に進学。学校推薦型・総合型選抜(旧推薦・AO入試)利用者が70.7%でした。
学習面では、毎週の小テストやノート提出で理解度を確認します。一方、補習ありきの授業では、授業に臨む生徒のモチベーションが下がるとの考えから、補習はあえて行っていません。放課後は、学校内個別指導塾が夜8時まで質問対応を行うほか、AI教材を活用して苦手分野の復習に取り組めます。
進路指導では、「30歳からの自分を考える」をテーマにした逆算型のキャリア教育を実施。全体の約7割を占める学校推薦型・総合型選抜を利用する生徒には、担任とは別の教員がキャリアサポーターとして付き、書類作成から面接練習まで個別に支援しています。
入試は、一般入試(2科4科型)、授業料が給付される特待生入試(2科4科型)、適性検査型入試、ポテンシャル入試(活動アピール型・英語型)、帰国生入試の5種類を実施しています。野志先生は「算数の出来が合否を左右する傾向にあるので、まずは基礎を徹底してほしい」とアドバイスしました。また、7月に入試説明会、8月29日(土)にオープンスクール、11~12月に入試体験&入試説明会を予定しており、「ぜひ一度、学校の雰囲気を感じに来てください」と呼び掛けました。

都営大江戸線と東京メトロ半蔵門線が乗り入れる清澄白河駅から徒歩3分。乗り換え1回で通える生徒も多く、自転車通学も可能です