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学校説明会レポート

学校説明会レポート

横浜創英中学校

2026年7月17日(金)

みずから学びをデザインするカリキュラムで、「考えて行動のできる人」を育てる

1940年創設の京浜高等女学校を前身とする横浜創英中学・高等学校は、「『考えて行動のできる人』の育成」を建学の精神に掲げる共学の進学校です。2020年に始まった学校改革を機に、教育内容を大きく刷新。新しい教育制度を積極的に取り入れています。

説明会の冒頭、教頭の粕谷憲義先生は「生徒たちが社会で活躍する存在となれるように、学校をその準備の場にしたいと考えています」と話し、「自律・対話・創造」を柱とした6年間の教育について紹介しました。

現在、同校が重点的に取り組んでいるのは、「生徒の当事者意識を育み、学びと学校運営を生徒主体へシフトすること」と、「学校の枠を超えて社会とつながる学びの実現」の二つです。生徒が自分に合った学び方を選択できる仕組みをカリキュラムに取り入れ、自己決定を積み重ねながら主体的に学ぶ姿勢を育んでいます。また、互いの個性や関心を尊重し、安心して自分の可能性に挑戦できる環境づくりにも力を注いでいます。

学校運営でも、生徒が主体となる場面を数多く設けています。入学式や卒業式では生徒が司会や進行を務めるほか、体育祭や文化祭、探究発表会「プロジェクトフェスタ」では実行委員が企画・運営を担当します。中3と高2の修学旅行でも、有志の旅行委員が旅行会社と直接交渉し、行き先やコースを決めているそうです。

また、現在15校の大学と高大連携協定を締結し、高校時には大学の授業を受講可能。その単位を高校の卒業単位として認定しています。将来につながるこうしたプログラムは学びの原動力ともなっているそうで、粕谷先生は「本校では、生徒一人ひとりが自分の強みを生かして学校生活を送っています」と話しました。

続いて、副校長の大森慶子先生が学びの特色について説明しました。同校では、生徒が主体となる「自律学習」を推進しています。みずから目標を定め、「どこで・どうやって・誰と学ぶか」を生徒自身が選択できることが大きな特徴です。たとえば英語では、中1から中3まで、同じ時間に週2コマの「選択型自律学習」を用意し、「教員が授業を行う教室」「対話を通して学ぶ教室」「一人で集中して学ぶ教室」「英会話・プログラミングを学ぶ教室」など、多様な学習スタイルのなかから、自分の目的に合った方式を選んで学べるようにしています。

2025年度から再編されたコース制についても説明がありました。中高一貫生は「サイエンスコース」と「グローバルコース」に分かれて学びます。大森先生によると、二つのコースの大きな違いは「探究学習へのアプローチ」とのこと。中1では両コース共通で、各界の第一線で活躍する講師を招く「トップランナー授業」を実施。その後、サイエンスコースでは自分で選んだテーマを個人で探究し、グローバルコースでは設定された課題についてグループで探究活動を行います。「このような教育活動を通して、変化の激しいこれからの社会においても、『自分軸』を持って生きていく土台を築けるよう、生徒たちをサポートしていきたいと考えています」と話しました。

最後に、入試広報部部長の松岡徹先生から中学入試について説明がありました。同校では学科試験に加え、「コンピテンシー入試」を実施。そこでは、プレゼンテーション試験とグループワーク試験の2種類を用意し、学力だけでは測れない多様な力や可能性を重視しているそうです。