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積み重ねてきた努力を、今ここで花開かせる!
夢をかなえたい6年生が全力を尽くす
首都圏中学入試
新型コロナウイルス感染症が2023年5月に5類に移行してから初めて実施された首都圏中学入試。昨年度までの物々しい様子はほぼなくなり、今年度は以前のように落ち着いた雰囲気のなかで行われました。ここでは11校の入試と4校の合格発表についてレポートします。
首都圏の私立中学一般入試は
1月10日から埼玉県で、20日から千葉県で
今年度の首都圏中学入試も、11月に行われる一部の学校の帰国生入試から始まり、12月1日には千葉県の学校の推薦入試・第一志望入試が行われました。今回で8回目の東邦大学付属東邦中の推薦入試は、598人が受験して40人が合格(実質倍率14.95倍)。前回は572人が受験して同じく40人が合格(実質倍率14.30倍)したため、実質倍率が0.65ポイント上昇したことになります。同校ではサーモカメラを設置していましたが、通過するだけで検温できるため、新型コロナウイルス感染症への対策として物々しさを覚える受験生はあまりいなかったのではないでしょうか。
年が明け、1月10日に埼玉県の一般入試が解禁されると、首都圏中学入試がいよいよ本格化します。開智中の第1回入試と栄東中のA日程 東大・難関大クラス(特待生入試含)入試は同日に行われました。
その翌日、開智中では特待A入試を実施しました。昨年度までは先端特待入試と呼ばれていたもので、さいたま市岩槻区の本校会場と、さいたまスーパーアリーナのさいたま新都心会場の2か所で行われていましたが、今年度はさらに川口市の川口市民ホールフレンディア会場と、所沢市のところざわサクラタウン会場が加わりました。これは2024年度に新設される開智所沢中等教育学校と合同で入試を行ったためです。さいたま新都心会場では在校生有志が会場内外で誘導などを担当し、受験生をきめ細かくサポートしていました。
同じ11日には栄東中でA日程 東大・難関大クラス(特待生入試含)入試の2日目が行われました。A日程の試験日は出願時に10日か11日を選ぶことができ、試験会場は先着順で本校、栄北高、埼玉栄中高のいずれかが割り当てられます。同校では新型コロナ対策の一環として、他人との接触をできるだけ避けたい受験生のために自家用車での来校を認め、グラウンドを駐車場として開放していました。しかし、来年度は公共交通機関の利用をお願いするだろうとのこと。この点は要注意です。
埼玉県に続き、1月20日に一般入試が解禁される千葉県。その20日に幕張メッセ国際展示場を会場に行われたのが市川中の第1回入試です。広大な会場で約2500人もの受験生が一斉に問題に取り組む様子はまさに圧巻。首都圏中学入試の風物詩といえます。昨年度までは新型コロナ対策として一つのテーブルに座る受験生を1人とし、ホール1〜3を試験会場に充てていましたが、今年度は一つのテーブルに2人の受験生が座るようにし、会場はホール1・2の二つとしました。これは新型コロナが流行する前と同じで、同校の中学入試が従来の姿を取り戻したことを意味します。
東京都の一般入試は2月1日から
保護者の方に控室を開放する学校も
東京都と神奈川県の一般入試が始まるのは2月1日からです。まずはいずれも1日に実施された東京都の5校の入試をレポートします。
海城中では一般入試を2回行いますが、1日には一般入試①が実施されました。7時20分の開門に先立ち、7時には5組ほどの受験生親子が校舎に沿って整列していました。集合時刻は8時ですが、受験生の出足は早めで、来校のピークは7時20分から30分にかけての約10分間でした。正門を入ってからの動線はわかりやすく、通路は一方通行で、受験生はスムーズに校舎に入っていきました。
控室を設ける学校が少なくなったなか、毎年用意してきたのが駒場東邦中です。今年度も中学棟の1階・講堂と食堂、2階・体育館が控室に充てられました。受験生は試験教室に移動するまで、保護者の方は試験終了まで、そのいずれかで待機することができます。体育館は広々としていますが、前方に巨大なファンヒーターが4台設置されているため非常に暖かで、保護者の方は試験終了まで快適に過ごすことができます。なお、今年度は在校生による案内が4年ぶりに復活しました。
第1回入試を行った鷗友学園女子中も控室を設けており、今年度もホールと学習室を利用することができました。早めに到着した受験生親子は、受付開始時刻の7時50分までは正門を入ってすぐの校舎入り口を通ってホールか学習室に向かい、そこで待機します。7時50分になると、受験生は試験教室に入り、保護者の方は控室で待機するか外出するかします。今年度は受験生親子の来校時間が程よく分散したようで、人の流れはおおむねスムーズでした。
早めに来校した受験生親子の待機場所から校内への入り方、受験生を見送った保護者の方の退出まで、動線がすっかり定着しているのが雙葉中です。JR四ツ谷駅から徒歩2分ほどの南ゲートから入った受験生親子は、講堂を通って校舎に入ります。受験生は真っすぐ進んで試験教室に向かい、保護者の方は再び南ゲートを経由して退出することになっています。ただし、8時10分の集合時刻近くに来校した受験生は、講堂を通らずに直接校舎に入れるようにするなど、動線は柔軟に運用されていました。
在校生が受験生をサポートする渋谷教育学園渋谷中では、今年度の第1回入試は中1の有志が受け持ちました。入試担当の先生によると、「昨年受験したばかりなので、まだ自分が受けたときのことをよく覚えているはず。緊張している6年生に親身に寄り添えるのでは」とのこと。そして、さらに緊張をほぐしてくれるのが、集合時刻の8時30分から各教室で始まる、同校名物の「リラックス体操」です。受験生はすっかりふだんの表情を取り戻して試験問題に向き合いました。
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