受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さっぴーの社会科見学へ行こう!

第199回 Daiichi Sankyo くすりミュージアム

 病気やけがを治すための薬は、わたしたちの生活に欠かせないもの。とはいえ、何気なく手に取っているだけで、そのはたらきについては意外と知らないことも多いよね。東京都日本橋にある「Daiichi Sankyo くすりミュージアム」は、そんな“薬”をテーマにした施設。大手製薬会社の第一三共が運営しており、館内には楽しい体験装置が勢ぞろい。見て、聞いて、触れながら、薬について学べるんだ。

一粒のくすり

1

男の子 「へえ、ミュージアムは日本橋のビル街の一角にあるんだ。あ、ここだね。入り口に大きなカプセル剤の絵が描いてあるよ。いい目印だな」

女の子 「見学は事前予約制で、所要時間は90分なのね。中に入ると…。わあ、スタッフさんが出迎えてくれたよ。よろしくお願いします!」
男の子 「まずは1階のラウンジで導入映像をチェックしよう。タイトルは『一粒のくすり』だよ。新薬開発にかけるメーカーの思いが、さまざまなデータとともにまとめられているんだ」
女の子 「あっ、テーブルがモニターに変わった! ふうん、安全でよく効く薬を生み出すのは難しいんだね。メーカーはそれを成し遂げるため、ずっと努力を続けているんだ」

発見1新薬が生まれる確率は
2万3000分の1⁉

 企画段階では見込みがありそうでも、想定どおりにはなかなか進まないのが新薬開発。一つのアイデアが実を結ぶ確率は、なんと2万3000分の1しかないんだ。開発しても、そこからさらに何度も厳しいテストに合格する必要があり、完成までには10年くらいかかるのが普通なんだ。

26年1月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
1|

ページトップ このページTopへ