受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

くすりの種

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男の子 「今度は薬のつくり方についてだね。これは自然界にある薬の原料か。植物・動物・鉱物・菌類…。ひゃっ、マムシまで⁉︎ ヘビの毒からも薬をつくることができるなんて、びっくりだな」

女の子 「化学合成した原料もあるよ。これらが実際に使えるかどうかは、『スクリーニング』という工程を重ねて確認するのね。効きそうなものは『ヒット化合物』と呼ばれるんだって」
男の子 「おっ、これはスクリーニングのシミュレーションゲームだ。画面とプレートを連動させて、ヒット化合物を見つけ出すんだね」
女の子 「画面の色が濃い部分は、ヒット化合物の可能性が高いのね。わあ! 90%合致したよ! この化合物なら薬に使えそう」

くすりを組み立てる

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女の子 「こっちは薬のデザインの体験コーナーだね。3Dパズルで、ヒット化合物を組み立てるんだって」
男の子 「なるほど、パズルの欠けている部分にパーツをはめ込むのか。色と形をそろえないと、ちゃんとした薬にならないぞ」
女の子 「画面をタッチしながら、パーツとくぼみの状態を確認して…。えっ、同じ色のパーツは隣に置かないとだめなの? 難しいなあ」
男の子 「こうやってゲームで体感すると、薬づくりも薬のはたらきもイメージしやすいね」

くすりをかたちづくる

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男の子 「次のテーマは製剤の工夫だ。薬はそのままだと体内で溶けにくいから、さまざまな工夫が施されているんだね」
女の子 「たとえば胃ですばやく溶かしたいタイプの錠剤は、酸性でよく溶けるようにつくるのね。胃液が酸性だからか」
男の子 「一方、腸に届いてからじっくり溶かしたいカプセル剤などは、腸の環境に合わせて溶けるようにしているんだ」
女の子 「すごい。薬って本当に小さなものなのに、最先端の技術がぎゅっと詰め込まれているのね」

発見2薬の街・日本橋

 実はミュージアムのある日本橋は、製薬会社が多いことで有名。これは江戸時代、この辺りに医薬品や薬の原料を扱っていた問屋・商店が集まっていたことが起源なんだ。シアター背面のモニターでは、薬と日本橋の関係を追った映像も見られるので、ぜひチェックしてみて。

26年1月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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