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学校説明会レポート

学校説明会レポート

北鎌倉女子学園中学校

2026年5月12日(火)

「伝統的な学び」と「革新的・先進的な学び」で、未来を担う心豊かな女性を育てる

北鎌倉女子学園は、医師・医学者・教育者で、日本大学医学部医学科の初代科長を務めた額田豊博士により1940年、北鎌倉高等女学校として創立されました。1948年の学制改革により北鎌倉高等学校と改称し、中学校を併設しました。そして、1978年に現在の北鎌倉女子学園中学校高等学校となりました。「のびやかな自立した女性を育む」という教育理念の下、観光都市・鎌倉という立地を生かし、国際社会にはばたく女性の育成をめざしています。

この日の説明会はオンラインで開催され、最初に、入試広報部長の鈴木奈津子先生が教育内容を詳しく紹介しました。同校では、「国際性・発信力・創造性・人間力」の四つの力を伸ばすための教育改革を進めています。これらの育成を中心となって担うのが、4人の特別講師です。「国際性」は駐米大使を務めた経験を持つ藤崎一郎理事長が、「発信力」は開成中学校・高等学校の前校長である柳沢幸雄学園長が、「創造性」はドルトン東京学園の副校長を務めた、理事長補佐の田邊則彦先生が、そして「人間力」は神奈川県立高校4校の校長を務めた佐野朗子校長がそれぞれ担当し、生徒たちの成長をサポートしています。

続いて、教育改革の柱となる三つの取り組みについて説明がありました。一つ目の「総合探究(KGプロジェクト)」は、課題を見つけ、継続的に探究活動を行うプログラムです。「発信力」の土台を築くため、柳沢学園長による「学び方を学ぶ授業」も実施されています。そこでは、情報収集の方法、レポート作成の技術、問いを深める視点の見つけ方など、探究学習に欠かせない基礎力を中1から段階的に身につけていきます。中2・3では各自が設定したテーマに基づいて1年間研究し、その集大成として、「総合探究発表会」でプレゼンテーションを行います。

二つ目の「英語教育」では、インプットだけではなく、実際に英語を使う環境も大切にして、習熟度別授業も実施しています。また、複数のネイティブ教員が常駐する「English Room」では、昼休みや放課後に英会話の練習やゲームを通して、生きた英語を学ぶことができます。藤崎理事長による特別授業では、アメリカ大使館から外交官を招いて話を聞く機会もあり、海外の文化に触れることができます。

三つ目の「ICT教育」ではiPadを日常的に活用し、情報を整理する力、伝える力を育てます。高校段階になると、情報・数学などの教科が特に重視されます。ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する高校を対象とした文部科学省の支援事業である「DXハイスクール」には3年連続で認定され、中学校段階から先進的な授業が行われています。

続いて、コース編成についての説明がありました。中学では、一人ひとりの個性や目標に応じて学べる「先進コース」「音楽コース」「国際コース」を設置しています。「先進コース」の狙いは、基礎学力を定着させるとともに、ICTを活用した探究学習を通して思考力・表現力を育成することです。「音楽コース」では、一般教科の授業と並行して、個人レッスンを含む専門的な音楽教育を行い、豊かな感性を磨きます。そして、中3から始まる「国際コース」では、英語によるアウトプットを重視した授業を展開し、海外大学進学にも対応できる英語力を養います。

生徒一人ひとりに寄り添った進路支援も充実しています。長期休暇中には補習・特講を実施し、自習室では卒業生チューターが質問に対応します。進路ガイダンスや大学訪問などもあり、教員が連携して進学をサポートしています。

先進コースの入試方式は、2科(国語・算数)、4科(国語・算数・理科・社会)、1科(算数または国語)、エッセイ、英語プレゼンなどがあります。このような多様な入試方式を設ける理由として、「根底には、子どもの『好き』を発揮できるようにしたいという願いがあります」と説明しました。