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学校説明会レポート

学校説明会レポート

芝浦工業大学附属中学校

2026年5月29日(金)

探究しながら学力を伸ばし、世界に貢献する理工系人材を育成

「世界に貢献する理工系人材の育成」をめざす芝浦工業大学附属中学高等学校は、芝浦工業大学と連携した本格的なSTEAM教育を実践する共学の中高一貫校です。理系進学率84%を誇る同校は、芝浦工業大学への内部進学率も上昇する傾向にあり、一人ひとりの探究心を深める学びが生徒の将来の可能性を広げています。

この日の説明会であいさつに立った校長の柴田邦夫先生は、「本校ではすべての教科に理工系の視点を取り入れ、生徒は自主的に楽しみながら学んでいます。その積み重ねが大学受験の結果に表れています」と語りました。

続いて、広報部長の杉山賢児先生が学校生活と特色ある教育を紹介しました。その4本柱は「理工」「連携」「言語」「探究」です。国語×AI、音楽×AIといった教科横断型授業の実践例も紹介されました。1週間おきに2コマ連続で行われる「サイエンス・テクノロジーアワー」(中3対象)では、香りをテーマにした化学実験や天体望遠鏡の製作など、教科書にはないハンズオン型の実験に取り組みます。

大学連携講座も充実しており、中1では、パスタ(乾麺)を利用してブリッジを作り、構造の力学計算・設計・製作に親しむ「工学わくわく講座」が開かれます。中2では教育用ロボット「ビートル」を製作して、その障害物競争大会を行います。そして中3の「ものづくり体験講座」では、3Dプリンターを用いたデザインなどに挑戦します。言語教育にも特徴があり、日本語・英語・コンピュータ言語の3言語を学びます。「見る・考える・伝える」力を鍛える「ランゲージアワー」(中1・2)では日本語力を養うほか、英語によるプレゼンテーションコンテストなど、実践的な英語力を身につける機会もたくさんあります。また、中3では全員が2週間の海外教育旅行に参加します。一方で、プログラミング言語も高1までに全員が習得し、情報活用能力を身につけます。

続いて、教頭の斎藤貢市先生が「SHIBAURA探究」について説明しました。これは、同校の教員がゼロから構築した独自の探究プログラムです。「理工系の知識で社会課題を解決する」というテーマの下、中1・2ではIT(Information Technology)とGC(Global Communication)の二つの探究に取り組み、中3からは「総合探究」へと発展させます。このうちGCでは、中1の豊洲湾岸での学び、中2の長野農村合宿、中3の海外教育旅行と段階的にフィールドを広げていくのが特徴です。長野農村合宿では、少子高齢化が進む地域のインフラや交通網について、国土交通省やバス会社の担当者から直接話を聞くなどして、現地でしかできない学びを重ねます。中3の総合探究では、チームでプロトタイプの製作まで進め、探究発表会に臨みます。

そして、高校では、それまでに培った経験やスキルを生かして個人がテーマを設定し、より研究色の濃い「工学探究」へと発展させます。探究プログラムは今後さらにバージョンアップを予定しており、「サイエンス・テクノロジーアワー」を従来の2コマから3コマに拡充するなどして、学びの質を一層高めていく方針です。

入学試験は、2027年度も第1回と第2回は国語・算数・理科・論理社会の4教科で実施されますが、「処理能力だけでなく、本質を考えて答えを導き出す力を問う」出題になるそうです。国語と理科は問題数を絞って思考力を重視します。論理社会は記述問題を1問に絞って、自分の意見をまとめる問いに変更されます。一方、2月2日午後の英語入試(英語・算数)の英語については、難度が英検®準2級プラスレベルに上がります。

最後に、サピックス出身の中1生2名が登壇しました。「授業でAIを活用し、アドバイスを受けながら学べるのが楽しい」「4月のオリエンテーション合宿の新聞紙タワー作りを通して、一気に仲良くなれた」と、入学してからまだ2か月とは思えないほど充実した学校生活の様子を語ってくれました。