学校説明会レポート
サレジオ学院中学校
2026年5月18日(月)
ドン・ボスコの精神を基盤とした
愛されている実感を伝える教育
横浜市都筑区の閑静な住宅街にキャンパスを構えるサレジオ学院中学校・高等学校は、1859年に結成されたカトリックの教育修道会「サレジオ会」を母体とする中高一貫の男子校です。
説明会の冒頭で校長の鳥越政晴先生は、今年4月に実施した新中1生の保護者アンケートの結果を紹介しました。中学受験期に親子の気持ちがすれ違った経験や、受験を通じて子どもの成長を実感したというエピソードなどが語られました。これについて鳥越先生は「中学受験は親子が共に成長し、絆を深める貴重な機会です。結果より、そのプロセスを家族で共有することに意味があります」と述べました。続けて、サレジオ会の創立者ドン・ボスコの「子どもたちを愛するだけでは足りません。子どもたちが、自分たちは愛されているとわからなければなりません」ということばを引用し、「思いを一方的に押しつけるのではなく、自分の愛情がきちんと子どもに伝わっているかを問い続けることが大事なのです」と温かいメッセージを送りました。
サレジオでの6年間で実現する
「今・未来・過去」を生きる時間
次に、入試広報委員長の澁谷博之先生が登壇し、「今・未来・過去」を生きる時間という三つの視点から、教育内容について説明しました。
「今を生きる時間」については、オリエンテーションキャンプや体育祭、サレジオ祭(文化祭)、部活動など、仲間と共に過ごす学校生活の様子が紹介されました。1学年4クラス・約180人の少人数制を生かし、教員が生徒に寄り添う「アシステンツァ(共にある教育)」を実践しているのも同校の大きな特徴です。
また、「25歳の男づくり」をスローガンに、大学受験の先、「25歳」を見据えたプログラムがあることが語られました。これが「未来を生きる時間」です。澁谷先生は「教科の授業だけでなく、中学の『宗教の時間』や、高校の総合探究『CS(クリスチャン・スピリット)』『論文8000』などを通して、『価値観』と『スキル』を育てることに力を入れています」と話しました。また、OB講演会や職場訪問、中3全員で行くイタリア研修旅行、希望制の海外語学研修などでは、将来への視野を広げることができます。
「過去を生きる時間」としては、「25歳の集い」をはじめとする、卒業後も続く学校とのつながりを挙げ、「いつでも過去に戻れる場所があることも魅力の一つです」と強調しました。
最後に、進路指導部長の里見康介先生から、中学での徹底した学習習慣づくりと、高校でのきめ細かい学習サポートに関する説明がありました。里見先生は「本校では、学力を向上させるだけでなく、一人ひとりの人間的な成長を支えることを大切にした進路指導を行っています」と語り、説明会を締めくくりました。
なお、2027年度は、帰国生入試に英語が新たに導入され、従来の「国語・算数・作文」に加え、「英語・算数・面接」の方式も選択可能となります。

「ドミニコ・サビオ館」には自習室があり、高2・3は夜9時まで利用できます。そこでは、現役東大生のチューターが生徒の質問に対応しています