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学校説明会レポート

学校説明会レポート

市川中学校

2026年5月23日(土)

「独自無双の人間観」「よく見れば精神」「第三教育」の下、品格あるリーダーを育成

千葉県屈指の進学校として知られる市川中学校・高等学校は、1937年の創立以来、一貫して「個」を大切にする教育を続けています。人間はそれぞれ個性や持ち味をもつという「独自無双の人間観」、一人ひとりをよく見て特色を伸ばす「よく見れば精神」、みずから学び考え、生涯学び続ける力を育てる「第三教育」という三つの建学の精神の下、品格あるリーダーの育成をめざしています。

説明会の冒頭で、教頭の綿貫亮先生は、松尾芭蕉の句「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」に触れながら、同校の三つの建学の精神を紹介しました。一つ目の「独自無双の人間観」は、人は唯一無二の尊い存在であり、それぞれがすばらしい個性や可能性を持っていることを示します。二つ目の「よく見れば精神」は、同校が、生徒一人ひとりの持ち味を見極め、引き出し、開発・進展させることを目標としていることを表します。

そして、三つ目が同校独自の「第三教育」です。同校では、「家庭」を第一教育、「学校」を第二教育、生徒みずからによる教育を「第三教育」と位置づけています。第三教育を担っているのが、自立した学習者を育てる「第三教育センター」(図書館)。綿貫先生は「多くの学校が生徒の『自立』を目標に掲げていますが、本校はより具体的に、自立を応援している学校だと自負しています」と強調しました。

教育の基本方針として「リベラルアーツ教育」を据える同校では、「真の学力」、文理の広い知に立脚した「教養力」、論理的思考のできる「科学力」、グローバル社会に生きる「国際力」、徳を実践する「人間力」の五つの力の習得を目標としています。このうち「科学力」については、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)として18年目を迎えました。同校では理系生徒全員が研究テーマに取り組み、中学段階から本格的な実験器具を用いた発展的な観察を行います。

一方、「国際力」の習得については、豊富な海外研修を実施しています。全員参加の中3対象の台湾修学旅行のほか、中2・3対象のタイ少数民族交流やマレーシア多文化理解、中3・高1対象のイートン・カレッジ(イギリス)での16日間研修、ニュージーランドでの15日間ホームステイなど、希望者対象のプログラムも充実しています。

続いて、社会科の取り組みについて、社会科の川崎学先生から説明がありました。同校の社会科では、公民を中3から学び始めます。そこでは、1600字以上の小論文を仕上げることを目標に、社会の課題を知り、その解決策を考えていきます。小論文のテーマを見つけるため、1学期は新聞の社説を読んで要約を重ね、2学期から本格的な小論文作成に入り、先生との面談を経て、3学期に最終的な仕上げを行います。川崎先生は「生徒一人ひとりがさまざまな関心や興味を持ち、いろいろな問題や課題をどう解決するかというところまで到達できるよう、さまざまな取り組みを行っています。皆さん、本校で一緒に勉強しましょう」と、参加したサピックス生に呼び掛けました。

最後に、広報部長の高田敏行先生から、2026年春入試についての解説と各科目へのアドバイスがありました。高田先生は「合格者の2人に1人はサピックス生です。しっかりとカリキュラムに沿って勉強すれば、合格に近づくと思います」と、参加者へエールを送りました。