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学校説明会レポート

学校説明会レポート

かえつ有明中学校

2026年6月9日(火)

自分を信じ、他者を尊重する経験を重ねて世界に羽ばたく人材を育成

かえつ有明中・高等学校は、1903年に創設された、日本で初めての女子商業学校を前身とする中高一貫校です。2006年に男女共学化して、それまでの飯田橋から江東区東雲へ移転。現在の校名に改称しました。「生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤の育成」を教育理念に掲げ、グローバル社会で活躍する人材の育成をめざしています。

この日の説明会は、校内を巡るツアー形式で行われました。案内役を務めたのは広報部長で国語科教諭の宇野岳史先生。宇野先生は最初に「今日は説明会ではなく見学会です。ぜひ、普段の生徒たちの姿をご覧ください」とあいさつしました。

テニスコートや人工芝のグラウンドを見学した後、一行が訪れたのはアーツセンターです。「BLOOM(花開く)」という愛称のこの新芸術教室棟は、生徒たちが探究活動や創作活動に取り組む拠点となっています。用途に応じて形を変えられる自由な表現空間で、ものづくりを支える4人のチューターが交替で常駐し、生徒の主体的な学びを支援しています。

エントランスを彩る鮮やかなアートは、生徒による「壁画プロジェクト」の成果です。館内には木材がふんだんに使われており、温かみのある空間が広がっています。近隣の新木場の企業が、生徒たちの創作活動のために木材を提供しているそうです。

続いて見学したのは、「TURTLE(タートル)」と呼ばれるセルフラーニングセンターです。隣接する職員室の前には、教員に気軽に相談できるラウンジがあり、授業にも活用される多目的スペースが配置されています。この日は英語の授業を見学することができました。

同校の英語教育は、中学から本格的に英語を学ぶ生徒向けの「レギュラークラス」、帰国生や英検®2級程度以上の生徒を対象とした「アドバンストクラス」、帰国生や英検®準1級程度以上の英語力を持つ生徒が中心となる「オナーズクラス」と、習熟度別に3段階に分かれたクラス編成を採用しています。進級時には希望調査や学習状況を踏まえ、上位クラスへのチャレンジも可能だそうです。

放課後学習のサポート体制も充実しています。セルフラーニングセンターには大学生や大学院生が学習メンター®として常駐。1人で集中したい生徒は「集中学習ルーム」、仲間と学んだりメンターに質問したりしたい生徒は「メンタールーム」と、用途に応じて使い分けが可能です。下校時刻は夕方5時30分ですが、これらの施設は夜7時30分まで開放されており、月曜日から土曜日まで、週6日間利用できます。このように、生徒一人ひとりの学習スタイルに合わせて最適な環境が整っています。大学合格実績の掲示を前に、宇野先生は「国立大学の医学部や海外大学に進学する生徒もいます。また、探究ゼミを用意するなど、総合型選抜にも対応しています。現役大学生による対話型講座など、生徒たちの多様な進路の実現を支える仕組みを整えています」と説明しました。

各学年の授業風景を自由に見学した後は、宇野先生が「図書館ですが、図書館らしくない場所」と話す情報センター図書館「DOLPHIN(ドルフィン)」へ。館内には四つのプロジェクトスペースが設けられ、読書だけでなく、アクティブラーニングや探究活動の場としても活用されているそうです。

見学の途中、授業を受けていた生徒たちに、宇野先生が、学校生活について尋ねる場面もありました。「帰国生も一般生もいて、多様な価値観を認め合える」「困ったときには先生が親身に相談に乗ってくれる」「自分から発信する力が身につく」「失敗を恐れず挑戦できる」といった感想からは、自分らしさを大切にしながら成長できる、かえつ有明の校風が伝わってきました。