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学校説明会レポート

学校説明会レポート

法政大学第二中学校

2026年6月11日(木)

大学付属校ならではの10年一貫教育で、社会の課題解決に貢献する人材を育成

法政大学第二中・高等学校は、1939年に旧制法政大学第二中学校として開校した法政大学の付属校です。「自由と進歩」の学風を形成し、長く男子校として歴史を重ねてきましたが、2016年に共学化。翌2017年には新校舎も完成し、恵まれた教育環境のなかで生徒たちは伸び伸びと学校生活を送っています。

説明会の冒頭、副校長の相田一郎先生は、同校の「出会い、向き合い、『自分』をつくる」という教育方針について次のように説明しました。「多様な人・物・事との出会いのなかで、さまざまな行事や活動に正面から取り組み、その経験を通して新たな自分を発見して、また新しい自分をつくり上げていく、ということです」

続けて、付属校の強みを生かした中高大10年一貫教育の紹介がありました。高校卒業後は9割の生徒が法政大学へ進学するため、中高時代は大学受験にとらわれることなく、自分の興味・関心や進路をじっくり考えることができます。法政大学の付属校3校が参加する「未来を切り拓く 総長杯英語プレゼンテーション大会」や大学主催のイベント、キャンパス体験など、大学との連携を生かした多彩な学びの機会も設けられています。相田先生は、法政大学が掲げる大学憲章「自由を生き抜く実践知」に触れ、「本校では、これを『地球社会の課題解決に貢献すること』と解釈しています。将来、それぞれの地域や職場で人々に寄り添いながら課題解決に取り組み、社会をより良くしていこうとする人材を輩出したい。それが法政大学と本校の理念です」と語りました。

次に、入試広報副主任の平形明子先生が登壇し、具体的な教育内容について説明しました。同校では「主体性・共同性・総合性」を教育の柱に据えています。平形先生は「生徒が自ら課題や興味を見つけて仲間と協力しながら学びを深め、その成果を発信する探究的な学習をどの教科でも大切にしています」と話しました。

中3の総合学習では1年間かけてテーマ研究に取り組み、年度末にはプレゼンテーション形式での発表に挑みます。「こうした経験は、大学や社会に出てからも大いに役立ちます」と平形先生は強調しました。

そうした探究学習の土台となる基礎学力の定着にも力を入れています。中1・2では1クラス30名以下の少人数制を採用し、英語と数学はさらにクラスを2分割して授業を行います。加えて、英語・数学では週1回の「定着試験」を通して、生徒一人ひとりの理解度を確認しながら学習を進めています。

体験を通した学びを重視しているのも同校の特徴です。理科では週1回の実験授業を実施。生徒は中学3年間で約70回の実験に取り組み、得られたデータを基にレポートにまとめ、考察力や表現力を培います。学習内容や自分の考えを言語化するレポート作成は、理科に限らず幅広い教科で行われており、思考力の向上にもつながっています。

なお、法政大学への進路については、現行では学内成績と英語の外部試験の基準を満たせば無試験で進学できる「有資格者全入制度」があり、例年、97%前後の生徒が推薦資格を取得しているそうです。高校3年生の3学期には進学先の学部ごとに学びを深めるプログラムも用意され、大学進学後を見据えた授業が展開されています。

最後に、入試広報主任の飯野都先生から中学入試について説明がありました。一般入試では例年、正確な知識に基づいた思考力や読解力を問う問題が出題されます。「まずは基礎知識をしっかり身につけ、そのうえで問題文をていねいに読み、何が問われているのかを読み解く力を養ってください」とのアドバイスが送られました。2027年度の正式な募集要項は9月以降に学校ホームページで公表されます。