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学校説明会レポート

学校説明会レポート

湘南白百合学園中学校

2026年6月8日(月)

探究とDX教育を通して育てる、未来を切り拓く「愛ある人」

江の島と富士山を望む湘南の丘に立つ湘南白百合学園中学・高等学校は、フランスのシャルトル聖パウロ修道女会を母体とする中高一貫の女子校です。「従順・勤勉・愛徳」を教育の柱とし、「愛ある人として」を教育方針に掲げて、生徒一人ひとりを大切に育てています。

説明会の冒頭、校長の岩瀬有子先生があいさつ。同校では論理的思考力を土台に、創造力と人間性を育成。数学・理科・情報を中心としたSTEAM教育を推進し、探究的な学びやICT活用を全教科横断的に展開しています。また、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の認定校として、PC環境整備を進め、生成AI活用のガイドラインを整備したうえでGoogle Geminiを活用。岩瀬先生は「新しい技術を利便性だけでとらえるのではなく、それが本当に人を幸せにするのかを考える感性が必要です」と語りました。

続いて教頭の水尾純子先生が6年間の学びの特色を紹介しました。同校はコース制を敷かず、さまざまな進路を志す生徒が同じクラスで学びます。英語と数学は少人数授業を実施する一方、すべての生徒に目が行き届くよう、全学年でダブル担任制を採用。さらにスクールカウンセラーを3名配置するなど、支援体制も整え、生徒が安心して学校生活を送れる環境づくりに力を注いでいます。

学習支援も充実しています。中学生全員に配布される「プランニング手帳」を活用し、生徒たちがみずから学習計画を立て、振り返る習慣を身につけさせています。また、夜7時まで利用できる「学習サポートセンター」には大学生のメンターが常駐し、生徒の質問や学習相談に応じています。オンラインにも対応しており、自宅から利用できる点も心強いところです。

英語教育では、少人数授業でアウトプット力を伸ばしていきます。上級者向けには取り出し授業(Eクラス)を用意。これから力を伸ばしたい生徒にも、それぞれのレベルに応じて学べる環境を整えています。また、高1ではアメリカ、マルタ、スリランカ、台湾などへの海外研修を実施する一方、フランス語やフランス文化に触れる機会も設けています。

学びの核となるのが探究活動です。週1回用意している「探究の時間」では、中1から高2まで探究的な学びを積み重ね、最終的には論文作成へとつなげます。多様な大学との連携により、中学生の段階から高度な学びに触れる機会もたくさん用意しています。

卒業後は、約半数が国公立大学、早慶上理、GMARCH、医療系大学へ進学。現役進学者の7割が学校推薦型選抜や総合型選抜を活用しています。海外大学への進学支援にも力を入れており、昨年は海外大学に10名が合格しました。海外協定大学推薦制度「UPAA」を利用することで、国内大学との併願がしやすい点も特徴です。探究活動の成果を生かして、難関大学に学校推薦型選抜や総合型選抜で進学する生徒も少なくないそうです。

生徒主体の学校づくりも同校ならではの魅力です。校内のカフェスペース「リリースペース」は生徒が企画・設計にかかわって誕生。また、スラックスの制服も生徒の提案から導入されたものです。

説明会の最後には、サピックス出身の4名の中1生が登壇しました。そして、併設小学校から進学した生徒ともすぐに打ち解けられたことや、英語の授業のおもしろさ、入学前のイメージとは異なる、明るく活発な校風についてエピソードを交えて紹介しました。その生き生きとした様子から、充実した学校生活の一端をうかがうことができました。