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学校説明会レポート

学校説明会レポート

鎌倉女学院中学校

2026年6月16日(火)

豊かな感性を育みながら、伝統ある英語教育と多彩なキャリアプログラムを実践

鎌倉女学院中学校高等学校は、1904年、漢学者で教育者の田辺新之助によって設立された、湘南地区で最も長い歴史を持つ女子教育機関です。「真摯沈着」「尚絅(しょうけい)」の校訓を礎に、「宗教色をおびず、不偏中正の立場で、堅実な女子を養成し、日進の新知識を授けたい」という創立者の理念を受け継ぎ、未来を見据えた教育活動を行っています。

この日の説明会であいさつに立った校長の大野明子先生は、「深い学びは深い交流から生まれる」という考えの下、生徒同士がかかわり合いながら成長できる環境を大切にしていることを伝えました。そのうえで、生徒のアイデアを形にする「生徒プロジェクト」の一例として、受験生に向けたリーフレットの制作を挙げ、生徒たちが主体性や協働する力を身につけている様子を紹介しました。また、中1生が授業で創作した短歌作品にも触れ、「学校生活のさまざまな場面で、豊かな感性を育むプログラムを展開しています」と強調しました。

次に、英語科主任の齋藤里香先生が、創立以来力を入れている英語教育について説明しました。「Communicative」「Global」を柱とする同校の英語教育は、「英語は英語で学ぶ」学習スタイルを確立し、世界の幅広い分野で活躍する卒業生を数多く輩出しています。授業では、「復習・小テスト→聞き取り・口頭試問→文字で確認→口頭練習・自己表現→宿題」のサイクルを繰り返し、4技能5領域をバランス良く、基礎からしっかりと鍛えていきます。齋藤先生は「今年度より教科書を『NEW TREASURE』に変更しましたが、これまで重視してきた口頭練習を生かすため、教員が独自教材も作成して指導に組み込んでいます。また、以前より指導に当たっていた卒業生のチューターに加え、新たに週2回、放課後の英語教室もスタートしました。本校の元英語教員が生徒一人ひとりに寄り添い、学習を支えています」と話します。

勤続年数の長いネイティブ教員が複数名在籍し、熱心に指導に当たっているのも特徴です。オンラインによる英会話やリーディング・ライティング指導、AI音読アプリを活用した新しい学習も積極的に取り入れています。さらに、海外研修・留学制度に加え、世界各国の留学生と交流するプログラムや、鎌倉を訪れる外国人観光客へのインタビューなど、生きた英語に触れる機会も豊富に用意しています。こうした多角的な取り組みの成果として、高校卒業時には生徒のほぼ9割がCEFR B1(英検®2級相当)以上を取得。さらに3割はCEFR B2(英検®準1級相当)レベルに到達しているとのことです。

キャリア教育についての説明は、進路指導課長の山崎久美先生が担当しました。同校では、早い段階から進路について考えるイベントを設けています。中1から職業体験に参加するほか、昨年度より大学教員が90分の授業を行う「中3特別授業」も始まりました。高校では大学レベルの講義を体験する「アカデミックレクチャー」や、社会で活躍する人を招く「キャリアガイダンス」といった多彩なプログラムを通して進路意識を高めています。日々の学習はもちろん、長期休暇中には高2・3生を対象にした講習を開講するなど、進学に向けた学習サポート体制も充実しています。山崎先生は2026年春の進学実績を紹介しながら、「本校独自の探究活動『鎌倉学』『国際・環境学』をはじめ、6年間の多様な学びの積み重ねが、こうした進路実現につながっていると考えています」と結びました。

2027年度入試では、2月2日午前に「英語コミュニケーション入試」が導入されます。一般入試は、1次が2月1日午後(2科・英語資格)、2次が2日午前(4科・英語資格)、3日午前(4科・2科・英語資格)の計3回、実施します。なお、英語資格入試は、国・算数+英語資格で判定されますが、英検®3級相当の換算点を50点から60点に引き上げるとのこと。詳細は秋以降に学校ホームページでご確認ください。