学校説明会レポート
頌栄女子学院中学校
2026年6月2日(火)
キリスト教教育を土台とした学びで
高雅な品性と国際感覚を磨く
1884年に創立された頌栄女子学院中学校は、キリスト教の精神に基づく女子教育を140年以上、実践してきた伝統校です。校名の「頌栄」には、「神の栄光をほめたたえる」という意味が込められており、設立以来、高雅な品性と豊かな国際感覚を身につけ、社会に貢献できる女性の育成をめざしています。
この日の説明会では、冒頭、校長の岡見清明先生が、同校が日本人によって設立された数少ないキリスト教主義学校の一つであることを強調し、毎日の礼拝や週1時間の聖書の授業をはじめ、礼拝形式で行われる入学式や始業式、クリスマス礼拝などの年間行事について紹介しました。岡見先生は「ご家庭の宗教は一切問いません。ただ、本校がキリスト教に基づく教育を行っていることをご理解いただきたいのです」と語り掛けました。
さらに、建学以来受け継がれてきた教育目標として「生徒一人ひとりに満足のいく進路を与えること」「女性としての品性や情操を磨くこと」の2点を挙げ、「女性にふさわしい教養を身につけ、人として、女性として、どのように生きていくのかを考える機会を与える教育を続けていきたい」と述べました。
帰国生との交流が育む
豊かな国際感覚と友情
続いて、教頭の塚田智矢子先生が、学校生活について説明しました。同校のシンボルの一つが、紺色のブレザーとタータンチェックのスカートによる制服です。1982年に制定された、日本で初めてのスタイルで、胸元には三位一体を象徴する百合の花とSHOEIの文字がデザインされています。夏服のワンピースも生徒たちに親しまれているそうです。
宿泊行事が多いことも特徴です。長野県にある学校所有の山荘・学荘を活用した入学直後のオリエンテーションキャンプやスキーキャンプなどがあり、修学旅行は、中2で会津若松、中3で西九州、高2で北海道を訪れます。そのほか、年間を通じて多彩な行事が催されており、クラス対抗で行う合唱コンクールや、学年を超えた5チームで競う「Shoei Field Day」、研究発表の場である「コ・ラーナーズ・デイ」などを通じて、縦と横のつながりが育まれています。
創立当初から力を入れてきた英語教育も同校の大きな特色です。全校生徒の2割が帰国生で、中1から高1までは一般生と帰国生が共に学ぶ混合クラスを編成しています。塚田先生は「一般生は4年間で必ず1度は混合クラスを経験します。日常的に英語に触れ、多様な背景を持つ友人から刺激を受けられる環境です」と説明しました。英語は少人数制で中1〜高1は週6コマを確保。そのうち2コマはネイティブ教員が担当します。帰国生には取り出し授業を実施していますが、一般生には無理な先取り学習は行わず、小テストを重ねながら基礎・基本をていねいに定着させます。
高2からは文系・理系に分かれ、高3では午後に自由選択講座を開講。「共通テスト対策」「苦手克服」「発展演習」など、多彩な講座のなかから一人ひとりが目的に応じて学びを深めています。

伝統を感じさせる校舎のほか、礼拝堂として使われる多目的ホールや武道場、礼法室などの施設も充実しています