学校説明会レポート
早稲田大学系属
早稲田実業学校中等部
2026年6月4日(木)
豊かな学識と表現力を身につけ
早稲田大学の中核を担う人物を育成
1901年、早稲田大学創立者の大隈重信によって設立された早稲田実業学校。校是「去華就実」、校訓「三敬主義」の下、「豊かな学識と表現力を持つ次世代のタフなリーダー」の育成をめざしています。2001年には、早稲田鶴巻町から現在の国分寺キャンパスへ移転し、翌年には男女共学化と初等部開設を実現しました。
この日の説明会は、サピックス教育事業本部本部長の広野雅明先生による入試説明からスタート。模擬試験の結果を基にした同校の合格ラインや出題傾向、学習のポイントが紹介されました。
続いて登壇した中等部教頭の増山秀樹先生は、最初に、約450名を収容できる小室哲哉記念ホールをはじめとする充実した施設を紹介。特色として、「早稲田大学とは別法人であること」「初等部から高等部までを擁する一貫教育校であること」「3校ある都内の早稲田大学系属・附属校で唯一の男女共学校であること」の3点を挙げました。さらに、「恵まれた学習環境と、早稲田大学との強い連携、多彩な海外交流プログラム、そして何事にも全力で取り組む生徒たちの存在が本校の魅力です」と語ります。また、「本校の使命は、早稲田大学の中核を担う人物を育成することです」と強調。卒業後の進路を見据えながら、生徒一人ひとりの可能性を伸ばしていることを紹介しました。
探究と表現を重視した学びで
「主体的に考える力」を身につける
中等部の学びの特色について、増山先生は「先取り学習よりも基礎学力の定着を重視しています」と説明します。そのうえで、調査・討論・発表といった活動を多く取り入れ、自分の考えを表現する力を育てていると話しました。
中等部が特に力を入れているのが、総合学習です。中1では「疑問の探求」をテーマに国分寺探検やボランティア活動を実施。中2では「精査と創造」をテーマに「るるぶ特別編集国分寺市」を制作します。そして中3では「論の構築」をテーマに卒業研究に取り組みます。なかには企業から注目される研究成果も生まれているそうです。
高等部に進むと、探究活動はさらに発展します。「総合的な探究の時間」を中心に教科横断型の学びを展開し、高2・3では20名以下の少人数ゼミを実施。早稲田大学の教員や社会人の協力を得ながら、20を超えるプロジェクトに挑戦します。
国際教育も充実しています。「公認留学制度」では、1年間の海外留学で取得した単位が認定されるため、帰国後は元の学年への復学も可能です。さらに、イギリスやカナダをはじめとする短期海外研修も数多く実施されています。
最後に増山先生は、「本校には、生徒一人ひとりの『やりたい』『学びたい』を支える環境があります。情熱あふれる教員たちと共に、お子さんの可能性を大きく広げてほしいと思います」と呼び掛け、説明会を締めくくりました。

高2以上の生徒が早稲田大学の正規講義を聴講し、高等部に在籍しながら大学の単位を取得できる高大連携制度も設けられています